◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月24日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き7章37節】
7:37 「このモーセが、イスラエルの人々に、『神はあなたがたのために、私のようなひとりの預言者を、あなたがたの兄弟たちの中からお立てになる。』と言ったのです。」
◎ショートメッセージ
《この預言こそが、旧約聖書における最大の預言であると言っても良いでしょう。
そうなのです。メシア預言なのです。
申命記によれば、
『あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたの為に起こされる。彼に聞き従わなければならない。
これはあなたが、ホレブであの集まりの日に、あなたの神、主に求めたそのことによるものである。あなたは、
「私の神、主の声を二度と聞きたくありません。またこの大きな火をもう見たくありません。私は死にたくありません。」と言った。
それで主は私に言われた。
「彼らの言ったことはもっともだ。私は彼らの同胞のうちから、彼らの為にあなたのようなひとりの預言者を起こそう。私は彼の口に私の言葉を授けよう。彼は、私が命じることをみな、彼らに告げる。私の名によって彼が告げる私の言葉に聞き従わない者があれば、私が彼に責任を問う。(申命記18:15~18:19)』と、書かれています。
実際にモーセ五書が、何時書かれたのかは、考古学的に言いましても、正確には分かりかねますが、出エジプト以降であることには間違いなく、出エジプトは、紀元前1,440年頃(前期説)もしくは、紀元前1,300年頃(後期説)と言われており、その後にモーセによって編纂されたと思われます。
となりますと、例え後期説を取りましても、イエス様がお生まれになる1,300年前に与えられた預言になるのです。
これだけでも驚異的なのですが、イエス様が公生涯を始める直前であっても、その当時のユダヤ人の指導者とパリサイ人や律法学者たちも、その預言者が何時現われるのか、心待ちしていたのです。
ヨハネの福音書によれば、
『ヨハネの証言は、こうである。ユダヤ人たちが祭司とレビ人をエルサレムからヨハネのもとに遣わして、
「あなたはどなたですか。」と尋ねさせた。彼は告白して否まず、
「私はキリストではありません。」と言明した。また、彼らは聞いた。
「では、いったい何ですか。あなたはエリヤですか。」彼は言った。
「そうではありません。」
「あなたはあの預言者ですか。」彼は答えた。
「違います。」
そこで、彼らは言った。
「あなたはだれですか。私たちを遣わした人々に返事をしたいのですが、あなたは自分を何だと言われるのですか。」(ヨハネの福音書1:19~1:22)』と書かれていることからも明白です。
ステパノは、この「預言者」こそ、主イエス・キリストであることを証しているのです。》