◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月28日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き7章44節~45節】
7:44 私たちの先祖のためには、荒野にあかしの幕屋がありました。それは、見たとおりの形に造れとモーセに言われた方の命令どおりに、造られていました。
7:45 私たちの先祖は、この幕屋を次々に受け継いで、神が先祖たちの前から異邦人を追い払い、その領土を取らせてくださったときには、ヨシュアと共にそれを運び入れ、ついにダビデの時代となりました。
◎ショートメッセージ
《ステパノは、ここで「幕屋」について証ししています。
「幕屋」とは、神殿の前型であり、まさに奇跡としか言うことの出来ないものでした。
神様はモーセに命じられたのです。
『彼らが私のために聖所を造るなら、私は彼らの中に住む。幕屋の型と幕屋のすべての用具の型とを、私があなたに示すのと全く同じように作らなければならない。(出エジプト記25:8~25:9)』
そして、その為に神様は、何とすでに名指しで二人の者を選んでいたと言うのです。
出エジプト記31章には、
『主はモーセに告げて仰せられた。
「見よ。私は、ユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルを名ざして召し、 彼に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において、神の霊を満たした。
それは、彼が、金や銀や青銅の細工を巧みに設計し、はめ込みの宝石を彫り、木を彫刻し、あらゆる仕事をするためである。
見よ。私は、ダン部族のアヒサマクの子オホリアブを、彼のもとに任命した。私はすべて心に知恵のある者に知恵を授けた。彼らは私があなたに命じたものを、ことごとく作る。
すなわち、会見の天幕、あかしの箱、その上の『贖いのふた』、天幕のあらゆる設備品、机とその付属品、純金の燭台と、そのいろいろな器具、香の壇、全焼のいけにえの祭壇と、そのあらゆる道具、洗盤とその台、式服、すなわち、祭司として仕える祭司アロンの聖なる装束と、その子らの装束、そそぎの油、聖所のためのかおりの高い香である。彼らは、すべて、私があなたに命じたとおりに作らなければならない。」(出エジプト記31:1~31:11)』と、書かれているのです。
「ユダ部族のフルの子であるウリの子ベツァルエルを名ざして召し」、「ダン部族のアヒサマクの子オホリアブを、ベツァルエルのもとに任命した。」しかもこのことは既成事実として、モーセに報告されたのです。
ところで、ヘブル人の手紙の著者は、「幕屋」について、このようなことを書き記しています。
『しかしキリストは、すでに成就した素晴らしい事がらの大祭司として来られ、手で造った物でない、言い替えれば、この造られた物とは違った、さらに偉大な、さらに完全な幕屋を通り、また、やぎと子牛との血によってではなく、ご自分の血によって、ただ一度、まことの聖所にはいり、永遠の贖いを成し遂げられたのです。
もし、やぎと雄牛の血、また雌牛の灰を汚れた人々に注ぎかけると、それが聖めの働きをして肉体をきよいものにするとすれば、まして、キリストが傷のないご自身を、とこしえの御霊によって神におささげになったその血は、どんなにか私たちの良心をきよめて死んだ行ないから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう。(ヘブル人の手紙9:11~9:14)』と。
つまり、天には本物の幕屋が存在すると言うことです。そしてそこにも至聖所があり、主イエス様は、神の小羊として、ご自身の血潮を注いだと言われるのです。
モーセの造った幕屋は、ソロモンが神殿を建築するまで存在していました。》