◇◆◇日々のみ言葉
2019年1月29日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き7章46節~47節】
7:46「ダビデは神の前に恵みをいただき、ヤコブの神のために御住まいを得たいと願い求めました。
7:47 けれども、神のために家を建てたのはソロモンでした。」
◎ショートメッセージ
《「私たちの先祖のためには、荒野にあかしの幕屋がありました。それは、見たとおりの形に造れとモーセに言われた方の命令どおりに、造られていました。
私たちの先祖は、この幕屋を次々に受け継いで、神が先祖たちの前から異邦人を追い払い、その領土を取らせてくださったときには、ヨシュアと共にそれを運び入れ、ついにダビデの時代となりました。」
ステパノは、ここでダビデを引用します。なぜなら、メシアは「ダビデの子孫」だからです。
さて、ダビデは、ヤーヴェなる神様の為に、御住まいを、すなわち神殿を建てることを願い出たのです。しかし主なる神様は、預言者ナタンを通して、その願いを退けられました。
第Ⅰ歴代誌によりますと、
『ダビデが自分の家に住んでいたとき、ダビデは預言者ナタンに言った。
「ご覧のように、この私が杉材の家に住んでいるのに、主の契約の箱は天幕の下にあります。」
すると、ナタンはダビデに言った。
「あなたの心にあることをみな行ないなさい。神があなたと共におられるのですから。」
その夜のことである。次のような神の言葉がナタンにあった。
「行って、私のしもべダビデに言え。主はこう仰せられる。あなたは私のために住む家を建ててはならない。」(第Ⅰ歴代誌17:1~17:4)』
そして続けてナタンは、
『「あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちのもとに行くようになるなら、私は、あなたの息子の中から、あなたの世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。
彼は私のために一つの家を建て、私はその王座をとこしえまでも堅く立てる。私は彼にとって父となり、彼は私にとって子となる。
私は私の恵みをあなたの先にいた者から取り去ったが、私の恵みをそのように、彼から取り去ることはない。
私は、彼を私の家と私の王国の中に、とこしえまでも立たせる。彼の王座は、とこしえまでも堅く立つ。」(第Ⅰ歴代誌17:11~17:14)』と言っています。
特に、ナタンによる預言の最後の部分には、ソロモンによる神殿建設と、主イエス様による千年王国のことが、二重に預言されています。
しかも、この時ダビデは、まだウリヤの妻パテシェバとは出会っていないのです。
本当に、神様の成せる御わざは、私たちには思い描くことすら出来ないのです。
ところで、イエス様の家系ですが、マリアの婚約者ヨセフは、ダビデとウリヤの妻との間に生まれたソロモンの血筋の者であり、マリアはダビデの子ナタンの血筋となるのです。まさに、主が預言された通り、どちらを取っても、主イエス様は、ダビデの子孫にあたります。》