◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月19日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き8章6節~8節】
8:6 群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。
8:7 汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。
8:8 それでその町に大きな喜びが起こった。
◎ショートメッセージ
《一昨日と昨日と同じ箇所からですが、もう一度共に思い巡らして見たいと思います。
なぜ、サマリヤの町に大きな喜びが沸き起こったのでしょうか。悪霊に取り憑かれた人が正気になることは素晴らしいことです。
なぜなら、マルコの福音書によりますと、イエス様が最初に成された奇跡の御わざは、悪霊からの解放であったからです。
マルコの福音書によりますと、
『それから、一行はカペナウムにはいった。そしてすぐに、イエスは安息日に会堂にはいって教えられた。人々は、その教えに驚いた。それはイエスが、律法学者たちのようにではなく、権威ある者のように教えられたからである。
すると、すぐにまた、その会堂に汚れた霊につかれた人がいて、叫んで言った。
「ナザレの人イエス。いったい私たちに何をしようというのです。あなたは私たちを滅ぼしに来たのでしょう。私はあなたがどなたか知っています。神の聖者です。」
イエスは彼をしかって、
「黙れ。この人から出て行け。」
と言われた。すると、その汚れた霊はその人をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。(マルコの福音書1:21~1:26)』と書かれていますから。
そして、
『数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみ言葉を話しておられた。
そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。
イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、
「子よ。あなたの罪は赦されました。」と言われた。
ところが、その場に律法学者が数人すわっていて、心の中で理屈を言った。
「この人は、なぜ、あんなことを言うのか。神をけがしているのだ。神おひとりのほか、だれが罪を赦すことができよう。」
彼らが心の中でこのように理屈を言っているのを、イエスはすぐにご自分の霊で見抜いて、こう言われた。
「なぜ、あなたがたは心の中でそんな理屈を言っているのか。中風の人に、『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて、寝床をたたんで歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせる為に。」
こう言ってから、中風の人に、
「あなたに言う。起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」
と言われた。
すると彼は起き上がり、すぐに床を取り上げて、みなの見ている前を出て行った。(マルコの福音書2:1~2:12前半)』と書かれています。
マルコの福音書は、シモン・ペテロの通訳者であったヨハネ・マルコがペテロの説教をまとめた記事を基にして書かれたと言われています。
よって執事として選ばれたピリポも、繰り返しペテロからこの話を耳にしたのではないでしょうか。なぜならこの奇跡は、カペナウムのペテロの家において起こった出来事と伝えられているからです。
ここから分かりますように、中風の人も足のきかない人も、自分で歩くことが出来ません。移動するには、家族や他人の手助けが必要不可欠なのです。
しかし、み言葉によって、彼らはいやされ、自分の足で立ち上がることが出来ました。それだからこそ、家族や友人たちに、大きな喜びが沸き起こったわけです。
主イエス様の語られたみ言葉は、人を立ち上がらせることが出来るのです。真に生きた神の言葉なのです。》