◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月27日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き11章22節~24節】
11:22 この知らせが、エルサレムにある教会に聞こえたので、彼らはバルナバをアンテオケに派遣した。
11:23 彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を堅く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。
11:24 彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた。
◎ショートメッセージ
《エルサレム教会の十二使徒と主の兄弟ヤコブは、慰めの子と呼ばれた「バルナバ」をアンテオケに遣わしました。
この時はもちろんバルナバ一人ではなく、もう一人の者が同行したに違いありません。一番可能性が高いのが、彼のいとこにあたるヨハネ・マルコではないでしょうか。
パウロはこのように書簡に書き記しています。
『私と一緒に囚人となっているアリスタルコが、あなたがたによろしくと言っています。バルナバのいとこであるマルコも同じです。
この人については、もし彼があなたがたのところに行ったなら、歓迎するようにという指示をあなたがたは受けています。(コロサイ人への手紙4:10)』と。
この後、バルナバは聖霊様に導かれて、タルソのサウロの所に行くことになります。その時、サウロ(後のパウロ)が初めてヨハネ・マルコと出会った可能性は大きいと思われるのです。
さて、バルナバがアンテオケに来て見ますと、驚くべきことが起こっていました。何とそこには、溢れるばかりの神様の恵みが満ち満ちていたからです。具体的には、アンテオケのギリシャ人たちが異言を語り神様を賛美していたことです。
なぜこれがバルナバに分かるかと言いますと、次のように書かれているからです。
『彼はりっぱな人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。』
ここに書かれていることが真実であるならば、十二使徒から、そして主の兄弟ヤコブから非常に信頼されていることが分かります。
また、異邦人の所に遣わされたことから、主イエス様の公生涯からの弟子の一人であることは間違いありません。
バルナバに課せられた使命は、主イエス様の教えと証をギリシャ人たちに、正確に伝えることだったのです。
そしてバルナバの働きによって、大ぜいの異邦人が主イエス様への信仰に導かれて行ったのです。
このアンテオケ行きがバルナバの進む方向を変えることになります。》