• 日々のみ言葉 2019年6月10日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月10日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き12章13節~16節】
    12:13 彼が入口の戸をたたくと、ロダという女中が応対に出て来た。
    12:14 ところが、ペテロの声だとわかると、喜びのあまり門を開けもしないで、奥へ駆け込み、ペテロが門の外に立っていることをみなに知らせた。
    12:15 彼らは、「あなたは気が狂っているのだ。」と言ったが、彼女は本当だと言い張った。そこで彼らは、「それは彼の御使いだ。」と言っていた。
    12:16 しかし、ペテロはたたき続けていた。彼らが門を開けると、そこにペテロがいたので、非常に驚いた。

    ◎ショートメッセージ
    《御使いがシモン・ペテロから離れた時、彼は我に返って言ったのです。
    「今、確かにわかった。主は御使いを遣わして、ヘロデの手から、また、ユダヤ人たちが待ち構えていたすべての災いから、私を救い出して下さったのだ。」と。
     奇跡的に解放されたことを理解すると、ペテロは、ヨハネ・マルコの母マリヤの家に向かいました。
     おそらく、その場所がエルサレム教会の中心であったに違いありません。そこには大ぜいの人が集まって、祈っていたからです。

     ペテロが入り口の戸をたたくと、「何ごとか」と、ロダと言う女中が出て来たのです。ヨハネ・マルコの家がいかに大きい家なのかが、ここから察しすることが出来るかと思います。
     ペテロは、門にある入り口の戸をたたいたのです。そこから中の建物まで、かなりの距離があることが分かります。
     女中ロダも信徒であることは間違いありません。なぜなら彼女はペテロの声を知っているからです。
     ここには書かれてはいませんが、ペテロは、ロダが「どなたですか」と聞いてきた時、「開けてくれ。ロダ。私だ。」と答えたに違いありません。
     それゆえ、彼女はそれがペテロの声だと分かると、喜びのあまり、門も開けずに、また家の奥に入ってしまい、二階の大広間で祈っている兄弟たちに知らせたのです。

    「ペテロが門の外にいます。ペテロが戻って来ました。」

    「あなたは気が狂っているのだ。」

     兄弟たちは、相手にしなかったのです。しかし、ロダがあまりにもしつこく「本当なのよ。ペテロが戻って来ている、」と言い張りますから、彼らはこう言ったのです。

    「それは彼の御使いだ。」

     新改訳聖書の注解には、
    『当時のユダヤ人は、人間には個々人を守る御使い(守護天使)がついていると考えていた。』と書かれていますが、そのような意味で言ったのではありません。
     これはロダを馬鹿にした言い方なのです。つまり「冗談を言うなよ。」と言う意味なのです。

     これと同じことが、主イエス様が復活された時にも起こりました。このことについては、明日また同じ箇所から、さらに深く考えて見たいと思います。》

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