• 日々のみ言葉 2019年6月14日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月14日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き12章17節】
    12:17 しかし彼は、手ぶりで彼らを静かにさせ、主がどのようにして牢から救い出して下さったかを、彼らに話して聞かせた。それから、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせて下さい。」と言って、ほかの所へ出て行った。

    ◎ショートメッセージ
    《シモン・ペテロは、ヨハネ・マルコの家の門の入口の戸をたたき続けました。実際、エルサレム市内は道がかなり狭いですから、かなり近所迷惑となったかも知れません。 ペテロは、ヘロデの兵の追っ手が来ることを心配していたのです。今頃、牢では、ペテロがいなくなったと大騒ぎしているに違いない、と彼は思っていたからです。これが普通です。これが常識です。しかし、神様は超常識のことをいつも成されるのです。
     この後に学びますが、実は牢では、何事も起こっていなかったのです。御使いが不思議と奇跡を起こしていたからです。

     さて、女中ロダがあまりにも強情に言い張り続けますから、主にある兄弟たちは家の外に出て、門を開けました。すると、何とそこに本当にペテロがいたのです。彼らは、これは夢か幻かと、非常に驚きました。

     ルカは省略していますが、ペテロと兄弟たちは、すぐにヨハネ・マルコの家の中に入って、そして門の鍵も、家の戸口の鍵も厳重に閉められたと思われます。

     ペテロは一息つきますと、集まって祈っていた主にある兄弟姉妹たちに、どのように救い出されたのかについて、話しました。この話を聞いた人々は、神様を褒め称え、主イエス様の御名に栄光を帰したと思われます。

     またペテロが、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせて下さい。」と頼んだことから、主の兄弟であり柱として重んじられているヤコブと他の十人の使徒たちは、この時にはヨハネ・マルコの家にはいなかったことが分かります。
     もし同席していたとしたら、すぐにもかけつけて、十一使徒たちはお互いに抱き合って無事を感謝するに違いないからです。
    もしかしましたらエルサレム市内にはいなかったかも知れません。なぜならヘロデ・アンティパスは、教会を迫害する為に、使徒たちに狙いをつけていたからです。
     使徒ヤコブが殺され、はたまたリーダーであるペテロが捕れられた時に、主イエス様の復活の証人がこれ以上殉教することのないようにと、主の兄弟ヤコブと十人の使徒たちは、別の場所に避難していた可能性は十分に考えられるからです。

     そして、ペテロは、まだ夜が明けないうちに、ヨハネ・マルコの家を後にします。ルカは、「他の所へ出て行った。」とだけ書いていますが、教会に迷惑がかからないように、またヘロデの追っ手から逃れるためにも、エルサレム市内から脱出する必要があったからです。

     これは私の推測にしか過ぎませんが、ペテロは取りあえずベタニヤのラザロとマルタとマリヤの所に行ったのではないでしょうか。》

Comments are closed.