• 日々のみ言葉 2019年6月15日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月15日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き12章18節~19節】
    12:18 さて、朝になると、ペテロはどうなったのかと、兵士たちの間に大騒ぎが起こった。
    12:19 ヘロデは彼を捜したが見つけることができないので、番兵たちを取り調べ、彼らを処刑するように命じ、そして、ユダヤからカイザリヤに下って行って、そこに滞在した。

    ◎ショートメッセージ
    《御使いによって、奇跡的にヘロデ・アンティパスの手から救出されたペテロは、すぐにヨハネ・マルコの家に行きました。
     そしてそこに集まって祈っていた主にある兄弟姉妹に、主イエス様がどのようにして牢から救い出して下さったかを、話して聞かせたのです。
     それから、「このことをヤコブと兄弟たちに知らせて下さい。」と言って、エルサレム教会の柱として重んじられている主の兄弟ヤコブと、10人の使徒たちへ伝言を頼みました。なぜなら、彼らはそこにはいなかったからです。
     そして、教会に迷惑のかからないように、またアンティパスの追っ手の兵から逃れる為に、エルサレム市内から脱出し、他の所へと出て行きました。
     一番可能性が高いのは、マルタとマリアとラザロの住んでいるベタニヤではないでしょうか。

     さて、ここから場面はまた一転します。
     朝がやって来ました。
    「過越の祭」の最終日となりました。この祭が終わった後、ヘロデ・アンティパスはペテロを民衆の前に引き出すつもりであったのです。

     アンティパスは4人一組の兵士4組をペテロの見張りにつけていました。何と朝になると、彼らは牢の中にシモン・ペテロがいないことに気づいたのです。大騒ぎが起こりました。なぜなら、ペテロをつないでいた鎖は、鍵がかかったままで、そのまま牢の床に落ちています。
     そして、牢の鍵も、二つの衛所も、入り口の門にも鍵がかかっているのです。もし、全部鍵が開いていたとしたら、見張りの4人一組のある組が、王の命令に背き、故意にペテロを逃がしたことになるのではありませんか。

     神様は、ここでも愛と哀れみを示されるのです。もし故意に逃がしたとしたら、見張りとして失格であり、また裏切り行為でありますから、極刑も当然なことです。
     しかし神様は、すべての兵の命を守る為に、こつ然とペテロだけが煙のように消えてしまったかのように奇跡を成されたのです。
     また、ペテロは2人の見張りの間で眠っていたはずですが、その見張りが気がつかなかったと言うことは、彼らが居眠りをしていたからではなく、そこに神様の不思議がなされ、ペテロの残影が残されていたからではないでしょうか。

     奇跡は非常識ではなく、超常識なのです。今も奇跡は起こることを、私は信じています。私たちは、本当に存在され、生きておられる神様を信じているのです。
    『イエス・キリストは、昨日も今日も、いつまでも同じです。(ヘブル人の手紙13:8)』》

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