◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月11日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き14章23節】
14:23 また、彼らのために教会ごとに長老たちを選び、断食をして祈って後、彼らをその信じていた主にゆだねた。
◎ショートメッセージ
《パウロとバルナバとルステラを後にすると、となりの町デルベに向かいました。彼らはその町で福音を宣べ伝え、その結果多くのユダヤ人と異邦人が主イエスの御名を信じ、救われ、弟子となりました。
その時、聖霊様によって示され、生まれたばかりのデルベの教会に、責任者である長老たちを任命したのです。
そして、その後、ルステラとイコニオムとアンテオケにも引き返す必要が生じたのです。なぜならデルベと同じように、生まれて間もない教会の責任者となり導き手となる長老を、選ぶ必要があったからです。
二人は、まずルステラに戻りました。ルステラは、パウロに取っては、忘れることの出来ない町となりました。彼の生涯において、たった一度「石打ちの刑」に処せられた場所であり、「第三の天」にまで引き上げられ、主イエス様とじかにお会いし、また地上に戻された場所だからです。
そして「肉体のとげ」が与えられた場所でもありました。
次にイコニオムに戻ります。
パウロとバルナバによって救いに導かれ、教会を形成していた弟子たちは、パウロの変わり果てた姿に驚き、また深い哀れみを抱いたのに違いありません。
次に戻ることになるピシデヤのアンテオケの、主にある兄弟たちも同じであったと思われます。
パウロが体験したことへの深い同情と、また何故パウロがこんな目に遭わなければならなかったのか、主イエス様への信頼と信仰でさえも、揺らいだかも知れないのです。
それだからこそ、パウロとバルナバは、弟子たちの心を強め、この信仰にしっかりと、留まるように勧めたのです。励ましたのです。
「私たちが神の国にはいるには、多くの苦しみを経なければならない。」
もしこの言葉だけだとしたら、まだ救われて間もない弟子たちは、つまずいてしまうに違いありません。
おそらくパウロは、主イエス様が、私たちの身代わりとなって、十字架上において味われた死の苦しみについて話したに違いないのです。
私たちは、主イエス様の流された尊い血潮があったからこそ、罪赦され、永遠のいのちをいただいた者だからです。
イコニオムにおいて、またピシデヤのアンテオケにおいて、二人は彼らのために教会ごとに長老たちを選び、断食をして祈って後、彼らに按手礼を授けました。
そして教会を彼らに委ねたのです。主イエス様に委ねたのです。守って下さるように。
それから後年になって、パウロは数回、この教会の群れを励ましに、また指導する為に訪れることになります。》