◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月12日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き14章24節~26節】
14:24 ふたりはピシデヤを通ってパンフリヤに着き、
14:25 ペルガでみ言葉を語ってから、アタリヤに下り、
14:26 そこから船でアンテオケに帰った。そこは、彼らがいま成し遂げた働きのために、以前神の恵みにゆだねられて送り出された所であった。
◎ショートメッセージ
《パウロとバルナバによる、第一回伝道旅行は、いよいよその最後の方に差し掛かりました。
パウロとバルナバは来た道をそのまま引き返して行きます。パンフリヤの首都であるペルガ(別名ペルガモ)にも再度寄っています。最初に訪れた時には、バルナバがエルサレムから同行させていたヨハネ・マルコが帰って行ってしまった町でもあります。
二人は、また再度に渡って主イエス様の御名について語りました。ここでも多くの信者が与えられたことは間違いありません。
それからアタリヤに行きました。それは、その港からシリヤのアンテオケ行きの船が出航しているからです。
アタリヤとは、「アッタロスの町」という意味です。小アジヤの南西部に位置し、当時のローマ属州パンフリヤの海岸の町であったのです。
この町は、紀元前145年頃に、ペルガモの王アッタロス2世が、王国の南部の海港として設立し、自分の名前に従って、「アタリヤ」と命名したのです。
この町は、今も存在しており、現在は「アダリヤ」と呼ばれています。この町には考古学的に価値のある遺跡が多く残されています。港は、現在では廃墟となっていますが、当時は城壁と高い塔によって守られていました。
また、港は絶壁の崖のくぼみのような形に造られ、町自体も城壁と堀で守られており、港そのものが難攻不落な要塞であったのです。
そして、そこから二人を遣わした母教会であるアンテオケ教会に戻って行ったのです。
使徒の働きによりますと、
『さて、アンテオケには、そこにある教会に、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいた。
彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、
「バルナバとサウロを私のために聖別して、私が召した任務につかせなさい。」と言われた。そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。(使徒の働き13:1~13:3)』と書かれています。
アンテオケ教会の主にある兄弟姉妹たちは、戻って来たパウロとバルナバを喜んで盛大に向かい入れたに違いありません。
しかし、パウロの変わりようには驚いたと思われます。この後、盛大な感謝会と報告会がもたらされたことだ私は信じます。異邦人伝道は、こうして始まったのです。》