• 日々のみ言葉 2019年8月15日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月15日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章1節~2節】
    15:1 さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに、「モーセの慣習に従って割礼を受けなければ、あなたがたは救われない。」と教えていた。
    15:2 そしてパウロやバルナバと彼らとの間に激しい対立と論争が生じたので、パウロとバルナバと、その仲間のうちの幾人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上ることになった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日から「使徒の働き」の学びは15章にはいりました。今日も同じ箇所からとなります。

     まず15章ですが、このことはシリヤのアンテオケ教会において起こったことです。
    14章の最後には、パウロとバルナバの二人が、第一回伝道旅行から無事に戻り、教会の人々を集め、神様が二人と共にいて行なわれたすべてのことと、ギリシャ人を始め異邦人に信仰の門を開いて下さったことを、報告したことが書かれています。
     そしてルカは、14章の最後を、『彼らはかなり長い期間を弟子たちと共に過ごした。』と締めくくっています。

     この「長い期間」の間に、あることが起こったのです。そのことをパウロは、「ガリラヤ人への手紙」に、詳細にわたって書き記しています。この手紙は、ガリラヤ湖畔の町々やデカポリスに向けて書かれたのではありません。アンテオケ教会および、パウロとバルナバが開拓した諸教会に向けて書かれたのです。

     ガリラヤ人への手紙によれば、
    『ところが、ケパがアンテオケに来たとき、彼に非難すべきことがあったので、私は面と向かって抗議しました。
     なぜなら、彼は、ある人々がヤコブのところから来る前は異邦人と一緒に食事をしていたのに、その人々が来ると、割礼派の人々を恐れて、だんだんと異邦人から身を引き、離れて行ったからです。
     そして、ほかのユダヤ人たちも、彼と一緒に本心を偽った行動をとり、バルナバまでもその偽りの行動に引き込まれてしまいました。
    しかし、彼らが福音の真理についてまっすぐに歩んでいないのを見て、私はみなの面前でケパにこう言いました。
    「あなたは、自分がユダヤ人でありながらユダヤ人のようには生活せず、異邦人のように生活していたのに、どうして異邦人に対して、ユダヤ人の生活を強いるのですか。」(ガラテヤ人への手紙2:11~2:14)』と、書かれています。

     つまり、長い期間の間に、使徒のリーダーであるシモン・ペテロがアンテオケ教会にやって来たのです。おそらくペテロは、ヨッパやカイザリヤにおいて伝道をしていたのでしょう。そのペテロの所へ、エルサレム教会から、主イエス様を信じていながら律法派、あるいはユダヤ教派の兄弟たちがやって来たと考えられます。
     そのようなことがあって、ペテロは異邦人と食事をすることを、徐々に止めて行ったのです。
     つまり、ペテロは律法で禁止されている「豚肉」を食べていたのです。そのことを、強く批判されたわけです。
     そして、その人々がアンテオケ教会にも、ついにやって来たのです。それで、パウロとバルナバと真っ向からぶつかり、大論争を巻き起こしたと言うわけです。
     明日は先に進みましょう。》

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