◇◆◇日々のみ言葉
2019年9月16日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き16章4節~5節】
16:4 さて、彼らは町々を巡回して、エルサレムの使徒たちと長老たちが決めた規定を守らせようと、人々にそれを伝えた。
16:5 こうして諸教会は、その信仰を強められ、日ごとに人数を増して行った。
◎ショートメッセージ
《ルステラに赴いたパウロは、弟子テモテを助手として、伝道旅行に連れて行きたいと考え、その地方にいるユダヤ人の手前、彼に割礼を受けさせました。それは、テモテの父がギリシヤ人であることを、周りのユダヤ人が知っており、混血児であったからです。
よって、その地方のユダヤ人の兄弟たちをつまずかせないようにと言う、パウロの配慮でありました。
もちろん、テモテに取っても、割礼を受けていた方が、ユダヤ人の兄弟たちから、正式にユダヤ人として認められ、受け入れてもらえるからです。
テモテの傷が癒えると、パウロとシラス、助手テモテの伝道チームは、町々を巡回して行きました。
そしてエルサレムの十二使徒たちと主の兄弟ヤコブを始め、長老たちが決めた規定を守るようにと、人々に伝えました。
『聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事の他は、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことを決めました。
すなわち、偶像に供えた物と、血と、絞め殺した物と、不品行とを避けることです。これらのことを注意深く避けていれば、それで結構です。』と。
異邦人の兄弟たちは、それを聞いて安堵し、平安な気持ちになったことは言うまでもありません。
主イエス・キリストの御名を信じる信仰は、決してユダヤ教の新派ではなく、全く新しい教えであり真理であるからです。
律法学者やパリサイ人たちのように、モーゼ五書に従うこともなく、また割礼を受ける必要もないのです。
エルサレム教会からの決定事項を聞き、今まで様子を伺っていた多くの異邦人たちが、これ見よがしに教会に集い、み言葉を聞いて救われ、そして信仰を強められて行きました。聖霊様も、彼らと共に働かれ、日ごとに教会は人数を増して行ったのです。
このように命が溢れる所には、人々が引き寄せられて集まって来るのです。本来、教会はそうあるべきです。主イエス様の命が注がれ、そして聖霊様の圧倒的なご臨在があるならば、人々は自然とそこにやって来ます。
教会とは、主イエス様がおられる所であり、恵みと祝福と哀れみに満ちているこの世における御国なのです。
しかし残念ながら、まだ成長段階(主イエス様と似た者になる)中の「罪人」の集まりであることも事実なのです。それゆえ、主イエス様は、互いに愛し合うこと、そして赦しあうことを命じられたのです。
また、教会に一致をもたらすのは、聖霊様の働きなくしてはなり得ません。今日も聖霊様と共に歩んで行きたいものです。》