• 日々のみ言葉 2019年9月23日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年9月23日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き16章9節~10節】
    16:9 ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けて下さい。」と懇願するのであった。
    16:10 パウロがこの幻を見たとき、私たちはただちにマケドニヤに出かけることにした。神が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ、と確信したからである。

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、昨日と同じ箇所からとなります。
     さてトロアスにおいて、パウロとシラスそして助手のテモテは、アンテオケ教会からかけつけた医者ルカと合流しました。なぜルカが、彼らと合流しなければならなかったかは、神様の深い摂理の中に導かれたことだと思います。
     推測しますには、パウロが体調を崩したことです。考えて見ますと、かなり前であったとしても、ユダヤ人から「石打ちの刑」を受けたのです。
     その時に、「死んだと思われたが」ではなく、実際にパウロは霊が体から離れ、第三の天にまで行き、主イエス様と出会ったのです。
     聖書には書かれてはいませんが、この時、主イエス様は、かなりの情報を、またこれからパウロ自身に起こるであろうことを教えたのではないでしょうか。
     十二使徒たち、そしてバルナバは、主イエス様の3年半における公生涯において、直接に、イエス様からみ言葉を教えられています。
     それ故、主イエス様はパウロの霊を一度引き上げて、多くの真理を与えたとは考えられないでしょうか。

     そしてその代価が、「一つのトゲ」なのです。しかしルカが合流したことによって、パウロは再び元気を取り戻し、ようやく落ち着いてぐっすり眠れたその夜に、幻を見たのではないでしょうか。

     さて、この幻ですが、もちろん主イエス様から発信されたことは、疑う余地もありません。しかし、この背後には、真剣に助けを祈り求めている人物が存在する可能性はないのでしょうか。私は、有ると信じる者です。

     パウロの一行は、まず大きな都市「ピリピ」に向かいます。そして次には、ガラテヤ州の首都であるテサロニケに向かうことになります。

     この二つの名前に聞き覚えはないでしょうか。

     そうです。パウロ書簡の中の、「ピリピ人への手紙」、そして2通の「テサロニケへの手紙」です。この手紙は、この場所に向けて発信されたものなのです。

     具体的に、誰が篤い祈りを捧げていたのかは分かりません。聖書には書かれていないからです。しかし無名の、あるいは目立たない者であったとしても、真の神様を信じる者は、残されているのです。

     最後に、この祈りのおかげで、福音はヨーロッパに広まって行ったのです。やがてこの素晴らしい福音は、エルサレムからは一番東にある「遠い島々」にも、もたらせて行きました。1546年、一人のイエズス会の神父、フランシスコ・ザビエルによって。

     明日は先に行きましょう。》

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