• 日々のみ言葉 2019年9月24日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年9月24日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き11節】
    16:11 そこで、私たちはトロアスから船に乗り、サモトラケに直航して、翌日ネアポリスに着いた。

    ◎ショートメッセージ
    《トロアスにおいて滞在していた時です。ある日の夜、パウロは幻を見ました。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って、「マケドニヤに渡って来て、私たちを助けて下さい。」と懇願するのです。
     パウロは生まれながらのローマ市民です。そして故郷は、国際都市として、その当時繁栄していたタルソでした。よってパウロはユダヤ人でありながら、かなりの言葉を自由に操ることが出来たと言われています。
     今でも、イスラエルのテルアビブでは、5カ国語以上話せる人は大勢いるそうです。
     さて、国際都市出身であるパウロは、一目でその人物がマケドニヤ人であることが分かったのです。つまりその男性はマケドニヤの民族衣装を着けていたからです。

     次の日の朝、パウロはこの幻を、同僚シラス、そして助手テモテと医者ルカに話して聞かせました。その時、彼らは確信したのです。それは、「主イエス様が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ」と言うことを。 
     そして、パウロの一行は、ただちにマケドニヤに出向くことにしました。トロアスは港町ですから、そこから船に乗り、まずサモトラケに直航したのです。

     サモトラケとは、「トラキア州のサモス」という意味であり、エーゲ海の北東部に浮かぶ島のことです。トラキアのヘブルス川河口の沖合約40キロの所にあり、東西に細長く、岩が多いと言われています。
     面積は約180平方キロで、中央部に標高1,590メートルのフェンガリ山があります。
    サモトラケは、紀元前8世紀以後、ギリシヤ人の手で開拓されました。ローマ時代には船舶の寄港地としての機能を果していました。
     パウロたちが乗った船は、ピリピへ行く途中にこの島に立ち寄ったのです。この島において一泊し、次の日に、船はマケドニヤ州のネアポリスに到着しました。

     ネアポリスとは、「新しい町」という意味です。マケドニヤの大都市ピリピの外港にあたります。アドリヤ海岸のディラキウムからエーゲ海岸の町々へと走る要路エグナティア街道の東の拠点であったと言われています。
     ピリピの南東約16キロの地点に、水路や橋などの遺跡が残存するカヴァラの町があり、これがネアポリスと考えられています。
     さて、パウロの一行は、ネアポリスから歩いて、数時間でピリピに到着しました。

     いよいよ、これから主イエス様と、偶像との霊的戦いに入って行くのです。》

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