• 日々のみ言葉 2019年10月1日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年10月1日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き16章18節】
    16:18 幾日もこんなことをするので、困り果てたパウロは、振り返ってその霊に、「イエス・キリストの御名によって命じる。この女から出て行け。」と言った。すると即座に、霊は出て行った。

    ◎ショートメッセージ
    《ルカはこのように書き記しています。
    『私たちが祈り場に行く途中、占いの霊につかれた若い女奴隷に出会った。この女は占いをして、主人たちに多くの利益を得させている者であった。
     彼女はパウロと私たちのあとについて来て、「この人たちは、いと高き神のしもべたちで、救いの道をあなたがたに宣べ伝えている人たちです。」と叫び続けた。』

    「私たち」とは、パウロとシラス、そして助手のギリシャ人テモテとルカ本人のことです。

     シラスは預言者でした。またパウロにも異言と預言が与えられています。それは聖霊の賜物なのです。
     この若い女奴隷がどのような素性の者なのかは、ルデヤやその他のユダヤ人の婦人たちに聞けば分かることですが、彼女に取り憑いていた「占いの霊」については、聖霊の賜物がなければ見分けることは出来ません。

     聖霊(御霊)の賜物とは、
    『さて、御霊の賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。
     働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。
     しかし、みなの益となる為に、おのおのに御霊の現われが与えられているのです。
     ある人には御霊によって知恵の言葉が与えられ、他の人には同じ御霊にかなう知識の言葉が与えられ、またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、ある人には奇蹟を行なう力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。
    しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、み心のままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えて下さるのです。(第Ⅰコリント12:4~12:11)』と、パウロは解釈しています。

     よって、パウロもシラスも、この女奴隷に取り憑いている霊が「占いの霊」であって、しかも悪霊の中においても、かなり階級の高い霊であったと思われます。

     幾日も、この女奴隷は、一行のあとを付いて来ては叫ぶものですから、ついに我慢しきれなくなって、パウロは命じることになります。

    「イエス・キリストの御名によって命じる。この女から出て行け。」
     これは、主の御名による命令です。パウロは、権威と威厳を持って命令しました。すると即座に、この女奴隷から、占いの霊は出て行ったのです。なぜなら、悪霊は主イエス様の御名には従わなければならないからです。

     しかしこのことによって、これからパウロとシラスは、迫害に遭うことになるのです。》

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