◇◆◇日々のみ言葉
2019年10月2日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き16章19節~21節】
16:19 彼女の主人たちは、もうける望みがなくなったのを見て、パウロとシラスを捕え、役人たちに訴えるため広場へ引き立てて行った。
16:20 そして、ふたりを長官たちの前に引き出してこう言った。「この者たちはユダヤ人でありまして、私たちの町をかき乱し、
16:21 ローマ人である私たちが、採用も実行もしてはならない風習を宣伝しております。」
◎ショートメッセージ
《占い師の女奴隷は叫び続けました。
「この人たちは、いと高き神のしもべたちで、救いの道をあなたがたに宣べ伝えている人たちです。」
まず今日は、この言葉に注目して下さい。女奴隷は、「救いの道をあなたがたに」と言っている点です。
「救いの道を私たちに」ではないのです。なぜなら悪霊は、救われることがないからです。しかし、この女奴隷は救われる必要があります。主イエス様は、この女奴隷の罪の為にも十字架に掛かって下さったからです。
今の日本において、多くの人々が滅びに向かっています。救いは絶対に必要です。すでにイエス様が二千年ほど前に、十字架にかかられ「救いの道」を備えて下さいました。
それにも関わらず、多くの日本の人々に取っては、それは「他人ごと」なのです。
「あなたがたに」であって、「私たちに」ではないのです。
さて、その女奴隷は何日も叫ぶものですから、困り果てたパウロは、振り返って、
「イエス・キリストの御名によって命じる。この女から出て行け。」と命じました。
すると即座に、「占いの霊」は出て行ったのです。そのことがパウロにもシラスにも分かったはずです。
その時、その女奴隷は正気にかえったと思われます。もしかしたら、今まで自分が何をしていたのか、分からなかったかも知れません。それほどまでに彼女は支配されていました。
その時から、まるで糸が切れたように、彼女は、まったく占いをしなくなったのです。
そのことを知った「主人たち」は動きました。この原語は複数型になっていますから、数人の主人たちが儲けを山分け出来るほどに、彼女は売れっ子の占い師であったことが分かります。
彼女の主人たちは、もうける望みがなくなったのを知ると、パウロとシラスを捕えて、役人たちに訴える為に、ピリピにある門の広場へ引き立てて行きました。
この時、神様の恵みによってテモテとルカは何とか逃れることが出来たのです。この二人は、ルデヤの家に引き返し、「祈り場」に集まっていた人々と共に、そこで二人の為に祈り始めたのです。
明日も同じ箇所からです。》