◇◆◇日々のみ言葉
2019年10月7日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き16章24節】
16:24 この命令を受けた看守は、ふたりを奥の牢に入れ、足に足かせを掛けた。
◎ショートメッセージ
《昨日は、なぜパウロとシラスが自分たちが「ローマ市民」あるいは「ローマ人」であることを明らかにしなかった理由について推測して見ました。
一つは、弁明の機会が与えられなかったこと。つまり、ピリピの長官が、二人に弁明をさせず、ただ女奴隷の主人たちの訴えを聞いただけで、すぐにむち打ちの刑を命じたことを意味します。
もう一つは、聖霊がパウロとシラスに身分を明かすことを禁じられたことです。何度も言いますが、ローマ兵によるむち打ちの刑を誰が好んで受けたがるでしょうか。
実はこんな見解も考えられるのです。それはパウロとシラスが、イエス様と同じようにむち打ちの刑を、あえて経験したいが為に、わざと身分を明かさなかったと言うことです。身分を明かせば、必ず解放されるからです。私は、この立場はないと信じます。
さて看守はその場に居合わせておりました。
ピリピの長官から「二人を牢に入れよ」と言う命令を受け、パウロとシラスを一番奥の牢に入れて、逃げ出さないように、あえて足に足かせを掛けたのです。まさに政治犯としての取り扱いです。
私たちには、すでに新約聖書が与えられています。
よって、この後、この牢屋に何が起こり、そしてどんな展開になって行くのかを知っています。
しかし、この時、この時点でのパウロとシラス、そしてルデヤの家に集まって、熱心な祈りを捧げているテモテとルカは、知る由もないのです。
しかし、主イエス様は、神様は知っておられるのです。
看守とその家族が救われる為には、伝道チームのパウロとシラスが牢に入らなければならなかったと言うことをです。彼らが、看守の職場に行かなければ、どうして失われた魂に出会うことが出来ると言うのでしょうか。
主イエス様は、昇天される直前に、使徒たちにこのような言葉を残されました。
『「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。
信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、私の名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」(マルコの福音書16:15~16:19抜粋)』
私たちは出て行って、福音を宣べ伝える者なのです。》