• 日々のみ言葉 2019年10月13日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年10月13日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き16章30節~32節】
    16:30 そして、ふたりを外に連れ出して「先生がた。救われる為には、何をしなければなりませんか。」と言った。
    16:31 ふたりは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」と言った。
    16:32 そして、彼とその家の者全部に主の言葉を語った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。今日は、看守の質問と、パウロとシラスの答えた言葉から考えて見たいと思います。

    「先生がた。救われる為には、何をしなければなりませんか。」

     この質問は、とても深い意味があります。つまりこの看守は、本当に魂の救いを求めているのです。
     彼の仕事は牢番でした。しかもローマの法律によって、もし囚人を一人でも逃がした場合には、彼がその囚人の代わりに刑罰を受けなければなりませんでした。
     そんな状況に置かれていたとしたら、当直の時は、何時でも極度の緊張と不安と思い煩いに悩まされ続けて来たことでしょう。もちろん牢番は彼一人ではありません。他にも数人いたでしょうし、また見張りのローマ兵は何人もいたはずです。
     なぜなら「小ローマ」と言われたピリピの町ですから、その治安はかなり厳しいものであったと思われます。よって牢も、それなりの設備と警護が整えられていたはずです。

     私はこのように考えます。パウロが幻で見たマケドニア人は、彼ではなかったかと。彼が、真の救いを必死に祈り求め、その願いを主イエス様が聞き届けられ、彼のもとにパウロとシラスを遣わしたのではないかと。

    「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」

     これは預言です。パウロとシラスは、看守に家族がいることを知りません。しかし、聖霊様が、教え、その言葉に導かれたのです。

     そして、看守は二人を自分の家に招きます。もし下っ端の看守でしたのなら、上司の許可が必要であり、また勝手な振る舞いは許されるはずはありません。
     しかし、ピリピの牢の責任者、すなわち今で言えば「警察署長」のような者であったが為に、部下には何も言わせず、それが出来たのだと私は思うのです。

     そして、パウロとシラスは、彼の家に赴き、妻と子どもたちにも歓迎されます。そこで、傷の手当てを受け、また温かい飲み物と食卓を共にしながら、主イエス・キリストの救いの御わざと、そのみ言葉を語ったのです。

    「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」
     パウロとシラスの二人は、看守に強く勧めていますが、この言葉は、すべての人々に向けて、語られているメッセージでもあります。
     家族の救いを願わないクリスチャンが、はたしているのでしょうか。しかし各々には、神様の定められた「神の時」があるのです。
     大切なことは、信じることであり、信じ続けることです。そして祈り続けることであると私は確信します。》

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