◇◆◇日々のみ言葉
2019年10月29日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き17章11節~12節】
17:11 ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にみ言葉を聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べた。
17:12 その為、彼らのうちの多くの者が信仰にはいった。その中にはギリシヤの貴婦人や男子も少なくなかった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
当時、ユダヤの会堂には、必ず旧約聖書の巻物が全巻存在していました。今の時代、一冊になった聖書を読めるように、誰もが、何時でも、あるいはどこでも読むことが出来たのではありません。
実際問題、印刷機の発明も聖書を何とか安く、かつ多くの人々に届ける為に考案されたのですから。
さてベレヤの人々は、使徒パウロの言葉に耳を傾け、しかも非常に熱心に聞いたとあります。そして聞いただけではありません。果たして本当にパウロの言う通りなのか、毎日会堂に来ては、聖書を調べたのです。つまり行動を起こしました。
先ほども書きましたように、今のように手元に置いて、引きたい箇所をすぐに引き出せるのではありません。巻物を左右に固定して巻いて行くのです。また羊皮紙の巻物には重さがあります。到底一人では厳しいものがあるでしょう。
そして、彼らはまさに旧約聖書に書かれたみ言葉の通りであったことを確信することになります。その為、ベレヤのユダヤの会堂に集っていた多くの人々が、主イエス様を信じる信仰にはいって行きました。
そればかりではありません。
「その中にはギリシヤの貴婦人や男子も少なくなかった。」と、ルカは書き記しています。すなわち、ベレヤの会堂には、多くの改宗者が存在していたのです。しかもギリシャ人の貴婦人までもが集っていたと言うのです。
私は、この時、小さいながらも、ベレヤの町にリバイバルが起こったことを信じます。パウロとシラスは、ユダヤ人のねたみからテサロニケを追い出されてしまいましたが、主イエス様のご計画は、さらに先のベレヤにもあったのです。
まさに、後にパウロが、書簡に書き記している通りなのです。
『神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々の為には、神がすべてのことを働かせて益として下さることを、私たちは知っています。(ローマ人への手紙8:28)』
ここでパウロは、「私たちは知っています。」と明言しています。これは体験した者だけが言える、重さのある言葉です。明日は先に行きましょう。》