• 日々のみ言葉 2019年10月30日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年10月30日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き17章13節~15節】
    17:13 ところが、テサロニケのユダヤ人たちは、パウロがベレヤでも神の言葉を伝えていることを知り、ここにもやって来て、群衆を扇動して騒ぎを起こした。
    17:14 そこで兄弟たちは、ただちにパウロを送り出して海べまで行かせたが、シラスとテモテはベレヤに踏みとどまった。
    17:15 パウロを案内した人たちは、彼をアテネまで連れて行った。そしてシラスとテモテに一刻も早く来るように、という命令を受けて、帰って行った。

    ◎ショートメッセージ
    《パウロとシラスはベレヤにやって来ました。ふたりはそこに着くと、最初の安息日にすぐに、ユダヤ人の会堂にはいって行ったのです。
     ここのユダヤ人は、テサロニケにいる者たちよりも良い人たちで、非常に熱心にパウロとシラスが語るみ言葉を聞き、はたしてそのとおりかどうかと毎日聖書を調べたのです。おそらく二人は、ベレヤのユダヤ人たちの評判を耳にしていたのかも知れません。

     旧約聖書を調べて行くうちに、まさに二人が教えた通りであることを確信した人々は、主イエス様をメシヤとして信じ受け入れ、信仰にはいったのです。
     その中にはギリシヤ人の貴婦人や改宗者であったギリシャ人の男性も少なくなかったとあります。
     そして数日にわたって会堂で彼らを教育していますと、そのことが80キロ離れているテサロニケのユダヤ人たちの耳に入ったようです。
     ユダヤ人たちと言いましても、パリサイ人や律法学者たちや指導者たちのことです。さっそく彼らは、パウロの伝道を止めさせようとして、群衆を扇動し、ベレヤにやって来たのです。そしてまた騒ぎを起こしました。

     何と執念深い人々なのでしょうか。

     かつてのパウロ(サウロのギリシャ語音読みで本当はパウロス、しかしあえて語尾をヘブル式に変えている)、すなわちサウロは、まさに同じように教会を迫害したのです。

    『サウロは、ステパノを殺すことに賛成していた。その日、エルサレムの教会に対する激しい迫害が起こり、使徒たち以外の者はみな、ユダヤとサマリヤの諸地方に散らされた。敬虔な人たちはステパノを葬り、彼のために非常に悲しんだ。サウロは教会を荒らし、家々にはいって、男も女も引きずり出し、次々に牢に入れた。(使徒の働き8:1~ 8:3)』と書かれている通りです。

     今度は、パウロ自身が迫害され追われる身となったのです。ベレヤの人々は、ただちに、ユダヤ人指導者たちが標的にしているパウロを送り出して、海べまで行かせました。

     しかしシラスと弟子テモテはベレヤにあえて、留まったのです。これは、まだ出来たばかりのベレヤの教会を教育する為であったと思われます。

     さてベレヤの兄弟たちは、パウロをアテネまで連れて行ったとあります。ベレヤからアテネまでは、320キロも離れているのです。明日も同じ箇所からとなります。》

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