◇◆◇日々のみ言葉
2019年12月14日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き19章5節】
19:5 これを聞いたその人々は、主イエスの御名によってバプテスマを受けた。
◎ショートメッセージ
《「主イエス様を信じたとき、聖霊を受けましたか。」
「いいえ、聖霊の与えられることは、聞きもしませんでした。」
「では、どんなバプテスマを受けたのですか。」
「ヨハネのバプテスマです。」
「ヨハネは、自分のあとに来られるイエスを信じるように人々に告げて、悔い改めのバプテスマを授けたのです。」
この会話は、パウロがエペソの会堂に入る前に、何人かの主にある兄弟たちに出会った時になされたものです。後に兄弟たちの人数は、12名であったことも判明します。
おそらくパウロは、まだ多くの教えをし、彼らの理解している教理を正したと思うのです。
そして、パウロに「主イエスの御名によるバプテスマ」を授けてもらうことを要望したわけです。
主イエス様は、ガリラヤ湖において、十一弟子たちを使徒に再任命された後、このように言われました。
『「私には天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、私があなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。私は、世の終わりまで、いつも、あなたがたと共にいます。」(マタイの福音書28:18~ 28:20)』と。
主イエス様のお言葉を、シモン・ペテロからパウロは聞いていたことは間違いないことです。
そこで、パウロは、この人々たちにバプテスマを授けたと思われます。問題の多かったコリント教会では、数名の兄弟たちとその家族にバプテスマを施しましたが、エペソ教会では、おそらく多くの兄弟・姉妹にパウロ自身がバプテスマを授けたのではないでしょうか。
多くの福音的教会では、浸礼にせよ滴礼にせよ、バプテスマを授かった時に聖霊を授かると言う教理を掲げます。
私の師である尾山令仁先生も、始めはそのような理解であり、その教理を支持していました。しかしある時、思いもよらずに「聖霊のバプテスマ」を受けられたのです。
まさか、二段階あるとは、考えても見なかったと言われています。
私も、父・子・聖霊の御名によって、悔い改めのバプテスマを浸礼で受けました。しかしそれから一年後に、誰もいない職場において、午後8時に、聖霊を求めて熱心にお祈りした時に、本当に聖霊様が降って来られました。
二段階あるのです。経験した者には分かります。
しかし、コルネリオのように、同時に起きる場合もあることは、真実であり事実です。》