• 日々のみ言葉 2019年12月16日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年12月16日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き19章8節~9節】
    19:8それから、パウロは会堂にはいって、三か月の間大胆に語り、神の国について論じて、彼らを説得しようと努めた。
    19:9しかし、ある者たちが心をかたくなにして聞き入れず、会衆の前で、この道をののしったので、パウロは彼らから身を引き、弟子たちをも退かせて、毎日ツラノの講堂で論じた。

    ◎ショートメッセージ
    《使徒パウロは、道ばたで、アポロが導いた主の12人の弟子たちに会いました。そして彼らに主イエスの御名によってバプテスマを授けたのです。
     その時、パウロが彼らの上に手を置いたとき、聖霊様が彼らに臨まれ、彼らは異言を語ったり、預言をしたりしました。

     それから、パウロはエペソのユダヤ人の会堂に入って、三ヶ月の間、在住するユダヤ人たちにそこで大胆に語りました。もちろんパウロの弟子たちもそこに参加したのです。

     パウロは「神の国」について論じ、ユダヤ人たちを説得しようと努めたのでした。しかし、ある者たちが心をかたくなにして聞き入れず、会衆の前で、主イエスをののしったのです。

     ここにもイザヤに言われた預言が成就したのです。
    『私は、「だれを遣わそう。だれが、我々の為に行くだろう。」と言っておられる主の声を聞いたので、言った。
    「ここに、私がおります。私を遣わして下さい。」すると仰せられた。
    「行って、この民に言え。『聞き続けよ。だが悟るな。見続けよ。だが知るな。』この民の心を肥え鈍らせ、その耳を遠くし、その目を堅く閉ざせ。自分の目で見、自分の耳で聞き、自分の心で悟り、立ち返って、いやされることのない為に。」(イザヤ書6:8~6:10)』

     この旧約聖書箇所は、新約聖書の中において、多く引用されているものです。パウロは彼らから身を引き、弟子たちをも退かせて、ツラノの講堂に行きます。

     ツラノとは人物のことです。彼が講堂の創設者であったか、あるいは所有者であったのか、さらにまた、この講堂で教えていた著名な教師の名であったのかは分かりません。
     おそらくこの場所は、学ぶ為に広く開放されていた場所であったと思われます。西方本文では、「第5時から第10時まで」(つまり午前11時から午後4時まで)を加えており、この西方本文が正しいとするならば、ツラノ自身か他の教師が講義を終えた時間に、早朝の天幕作りを終えたパウロがやって来て、主イエスの福音を教えたと言うことになります。
     ここで何と二年間、毎日パウロは語り続けることになるのです。》

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