• 日々のみ言葉 2019年12月29日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年12月29日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き19章18節~20節】
    19:18 そして、信仰にはいった人たちの中から多くの者がやって来て、自分たちのしていることをさらけ出して告白した。
    19:19 また魔術を行なっていた多くの者が、その書物をかかえて来て、みなの前で焼き捨てた。その値段を合計してみると、銀貨五万枚になった。
    19:20 こうして、主の言葉は驚くほど広まり、ますます力強くなって行った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からです。明日は先に行きたいと思います。

    「魔術を行なっていた多くの者」とは誰を指すのでしょうか。エペソの町の人々のことでしょうか。いいえ、違います。彼らは、主を信じて救われた兄弟たちなのです。
     エペソにリバイバルが訪れました。その時、彼らは聖霊のバプテスマを受けたのです。そして、以前は魔術を行なっていた者たちが、その罪を示され、そのいかがわしい書物を破棄する為に、教会の前にかかえて来ては、皆の前で焼いたのです。
     その本の値段を合計してみますと、何と銀貨五万枚以上になったと言うわけです。今のお金して、約三百万円に相当すると言われています。
     おそらく、羊皮紙に書かれた巻物であり、当然手書きですから、そんなに安価な本ではなかったはずです。もしかしたら、一冊が十万円として、三十冊ほどが積まれて、たき火になったのかも知れません。
     そんなに高価な本であれば、必要を覚えている人や、古道具屋に売れば良いと思うのですが、彼らは「魔術」とキッパリ縁を切る覚悟で、お金に換えようとはせず、燃やしたのだと思われます。そこに強い決意を感じますし、その表明でもあるのです。

     それでは、なぜ彼らは魔術の本を隠し持っていたのでしょうか。パウロによって導かれ、主イエス様の救いに預かったはずなのに。

     以前行なっていた「魔術」や、またその本に書かれたことが、ある程度は真実であって、それなりの効果や成果があったことを、意味してはいないでしょうか。
     あるいは、その「魔術」の本は、非常に貴重な本であったのかも知れません。当然「肉の思い」は手放すことに逆らい、持ち続けることを欲し、あるいは影に隠れて魔術を行ないたいと言う願望から、大切にしまっておいたものかも知れないのです。

     しかしパウロは、はっきりと宣言しています。
    『不信者と、つり合わぬくびきを一緒につけてはいけません。正義と不法とに、どんなつながりがあるでしょう。光と暗やみとに、どんな交わりがあるでしょう。キリストとベリアルとに、何の調和があるでしょう。信者と不信者とに、何のかかわりがあるでしょう。神の宮と偶像とに、何の一致があるでしょう。(第Ⅱコリント6:14~6:16抜粋)』

     これは、昔の話ではありません。私たちはどうなのでしょうか。同じようなことをしてはいませんか。
     大切に、影の中で持ち続けている「罪」の匂いのするものはありませんか。聖霊は、それを示し、教えて下さいます。そして私たちのするべきことは、ただ一つ。その声に従い、それらのものと、きっぱり縁を切ることなのです。》

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