• 日々のみ言葉 2020年1月7日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年1月7日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き19章23節~27節】
    19:23 その頃、この道のことから、ただならぬ騒動が持ち上がった。
    19:24 それというのは、デメテリオという銀細工人がいて、銀でアルテミス神殿の模型を作り、職人たちにかなりの収入を得させていたが、
    19:25 彼が、その職人たちや、同業の者たちをも集めて、こう言ったからである。「皆さん。ご承知のように、私たちが繁盛しているのは、この仕事のおかげです。
    19:26 ところが、皆さんが見てもいるし聞いてもいるように、あのパウロが、手で作った物など神ではないと言って、エペソばかりか、ほとんどアジヤ全体にわたって、大ぜいの人々を説き伏せ、迷わせているのです。
    19:27 これでは、私たちのこの仕事も信用を失う危険があるばかりか、大女神アルテミスの神殿も顧みられなくなり、全アジヤ、全世界の拝むこの大女神のご威光も地に落ちてしまいそうです。」

    ◎ショートメッセージ
    《「その頃」とは、パウロが御霊(聖霊)の示しによって、マケドニヤ州の首都コリントと、アカヤ州の首都テサロニケを通って、エルサレムに上ることを示されました。そこで、まず始めに、自分の弟子の中からテモテとエラストのふたりをコリント教会に送り出します。
     しかしパウロ自身は、まだしばらくエペソにとどまっていた時のことを指します。パウロがアジア州の首都エペソに来てから、三年半が過ぎようとしていました。

    「この道」とは、主イエス様が唯一の「メシヤ(救い主)」であると言う真理のことです。

    「デメテリオ」は、銀細工人の組合の頭であることは間違いありません。その者が、銀細工の職人や同業者を集めて、呼びかけたのです。

    「皆さん。ご承知のように、私たちが繁盛しているのは、この仕事のおかげです。ところが、皆さんが見てもいるし聞いてもいるように、あのパウロが、手で作った物など神ではないと言って、エペソばかりか、ほとんどアジヤ全体にわたって、大ぜいの人々を説き伏せ、迷わせているのです。
     これでは、私たちのこの仕事も信用を失う危険があるばかりか、大女神アルテミスの神殿も顧みられなくなり、全アジヤ、全世界の拝むこの大女神のご威光も地に落ちてしまいそうです。」

     ところでこの記事を読んでいますと、不思議な気持ちになるのは私だけでしょうか。なぜ「使徒の働き」の著者であるルカは、デメテリオの発言をこうまで詳細にわたって知っているのでしょうか。
     この「集会」には、外部の者が同席することは許されるはずはありません。それにも関わらず、全文が残されているのです。

     答えはただ一つです。
     銀細工人もしくは同業者の中に、救われて主の弟子となった者、あるいは後に神様の恵みと哀れみによって救い出され、弟子となった者が存在しているからです。

     考えても見て下さい。
     私たちもそうではありませんか。神様の哀れみと恵みによって、この世から取り出されたのですから。私たちには使命が与えられています。明日も同じ箇所からです。》

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