• 日々のみ言葉 2020年1月21日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年1月21日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き20章8節~9節】
    20:8 私たちが集まっていた屋上の間には、ともしびがたくさんともしてあった。
    20:9 ユテコというひとりの青年が窓のところに腰を掛けていたが、ひどく眠けがさし、パウロの話が長く続くので、とうとう眠り込んでしまって、三階から下に落ちた。抱き起こしてみると、もう死んでいた。

    ◎ショートメッセージ
    《種なしパンの祝いをパウロとルカは、ピリピ教会において祝って後、ピリピから船出し、五日かかって二人はトロアスの港町に到着しました。そこでコリント教会から先発していたソパテロ、アリスタルコとセクンド、ガイオとテモテ、テキコとトロピモと合流したのです。
     そして、そこで七日間滞在し、一週間遅れですが、「種なしパンの祝い」を、愛する弟子たちと共に祝ったと思われます。

     週の初めの日、すなわち主イエス様がよみがえられた日に、パウロとルカ、そして先行していた人々と再び集まって、夜中までパウロたちは語り合いました。

     その時に、一つの事件が起こったのです。

     どうやらその時は、まだ暑い季節のようでして、彼らは三階の屋上の間において、夜通し話し合っていたようなのです。窓があると言うことは、もしかしましたら、単なる屋上ではなく、屋根があって窓が備えられていたのかも知れません。

     その三階の窓に、一人の青年が腰掛けて、パウロの話を聞き入っていたと言うわけです。その名前は「ユテコ」、すなわち「幸運」と言う名前でした。

     彼は、ひどく眠けがさし、パウロの話が長く続くので、いつの間にかとうとう眠り込んでしまったようです。そしてそのまま三階から真っ逆さまに落ちたのです。
     人間は、頭が一番重い構造になっていますから、間違いなく頭から落ちて、頭を強く打ったと思われます。

     ユテコが窓から落ちる様を見ていた人々は、驚きの声を上げ、急いで階下に降りて行き、抱き起こして見ると、すでに彼は死んでいたと言うのです。

     何と言う悲劇が起こったのでしょうか。パウロとルカが、夜が明けると共にトロアスからエルサレムに出発するその記念すべきお別れの日に、一人の青年が命を落とすことになったのですから。

     彼の名前は「ユテコ」、その意味は「幸運」
     いいえ。幸運ではなく、不運ではなかったのではないでしょうか。

     しかし、この後、まさに幸運とも言うべき奇跡が起きることを、そこにいたすべての人々が目撃することになるのです。》

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