• 日々のみ言葉 2020年2月17日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年2月17日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き21章10節~11節】
    21:10 幾日かそこに滞在していると、アガボという預言者がユダヤから下って来た。
    21:11 彼は私たちのところに来て、パウロの帯を取り、自分の両手と両足を縛って、「『この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人に、こんなふうに縛られ、異邦人の手に渡される。』と聖霊がお告げになっています。」と言った。

    ◎ショートメッセージ
    《トレマイの主にある兄弟たちとの交わりの為に、一日滞在したパウロ一行は、翌日そこを立って、カイザリヤに向かいました。カイザリヤの教会には、以前エルサレムにおいて、選ばれた七人の執事のひとりであるピリポがいたからです。
     その日のうちにカイザリヤに到着したパウロ一行は、ピリポの家にはいって、そこに滞在しました。
     このことから、パウロとピリポはすでに顔見知りであって、またパウロの訪問も初めてではないこが分かります。ピリポには、何と、預言する四人の娘がいたと言うのです。

     さて、幾日かピリポの家に、あるいはカイザリヤの教会に滞在していますと、ユダヤすなわちエルサレムからアガボと言う預言者が下って来ました。
     ここでルカは、「下って来た」と書き記していますから、彼がエルサレム教会から来たことは間違いありません。
     しかも、このことは偶然ではなく、主イエス様があえて、この時に、そしてカイザリヤのパウロの所へ、ご自身の弟子アガボを遣わされたと言っても過言ではないでしょう。
     さて、このアガボは、以前にも「使徒の働き」に登場した人物であって、パウロとはすでに顔見知りです。

     使徒の働きによりますと、
    『彼らはバルナバをアンテオケに派遣した。彼はそこに到着したとき、神の恵みを見て喜び、みなが心を堅く保って、常に主にとどまっているようにと励ました。
     彼は立派な人物で、聖霊と信仰に満ちている人であった。こうして、大ぜいの人が主に導かれた。
     バルナバはサウロを捜しにタルソへ行き、彼に会って、アンテオケに連れて来た。そして、まる一年の間、彼らは教会に集まり、大ぜいの人たちを教えた。弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。
     その頃、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。その中のひとりでアガボという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに救援の物を送ることに決めた。
    彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。(使徒の働き11:22後半~11:30)』と書かれており、パウロがまだ実名サウロと名乗っていた時に、アンテオケ教会において出会ったことが分かります。

     アガボとは、「いなご」と言う意味です。伝承によりますと、主イエス様が遣わされた「70人」の弟子の中の一人であるとも言われ、殉教の死を遂げたことが伝えられています。明日も同じ箇所からとなります。》

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