• 日々のみ言葉 2020年2月19日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年2月19日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き21章12節】
    21:12 私たちはこれを聞いて、土地の人たちと一緒になって、パウロに、エルサレムには上らないよう頼んだ。

    ◎ショートメッセージ
    《パウロの一行は、カイザリヤのピリポの家もしくは教会に滞在していました。幾日かが経った後、エルサレムから預言者アガボがやって来たのです。
     アガボは、パウロの帯を取り、自分の両手と両足を縛って、「『この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人に、こんなふうに縛られ、異邦人の手に渡される。』と聖霊がお告げになっています。」と預言したのです。

     ルカは「私たち」と書き記していますが、これはエペソから同行して来たルカ、テキコ、テモテ、アリスタルコのことです。そして「土地の人」とは、カイザリヤの教会の兄弟たちを指しています。もちろんピリポを含みます。
     このアガボの預言を聞いて、その場に居合わせた人々は、当人のパウロに、「エルサレムには上らないように頼んだ」のです。

     これほどまでに聖霊は、これからパウロの身に起ころうとしていることを、パウロに示しているわけですが、このことを私たちはどのように考えたら良いのでしょうか。

     ところで、なぜパウロは、こんなにも先を急いで、エルサレムに上ろうとするのでしょう。
     確かに、この時のエルサレム教会は貧困であったとも言われています。それとは別ですが、異邦人の教会は主の恵みによって潤っておりました。よって、異邦人の兄弟たちの愛の行為である献金を携えていたのかも知れません。
     ですが、献金をエルサレムへ届けるのは、たとえパウロ自身が行かなくても、弟子たちを遣わさせれば済むことです。その為にも、エペソから、弟子たちがパウロと同行したのではないでしょうか。

     この時、パウロがエルサレムに上ることは、本当に主イエス様のみ心であったのでしょうか。
     それとも、パウロ自身の何か決意あるいは決心、あるいは誓願があったのでしょうか。その辺りの具体的な理由が見えては来ないのです。

     そのことについて、さらに明日と明後日の二日間にわたって、共に考えて見たいと思います。》

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