◇◆◇日々のみ言葉
2020年2月21日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き21章13節~15節】
21:13 するとパウロは、「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。」と答えた。
21:14 彼が聞き入れようとしないので、私たちは、「主のみ心のままに。」と言って、黙ってしまった。
21:15 こうして数日たつと、私たちは旅仕度をして、エルサレムに上った。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
ルカとテキコとテモテとアリスタルコは、アガボの預言を聞いて、ピリポやカイザリヤの兄弟たちと一緒に、パウロに、エルサレムには上らないように熱心に頼んだのです。
アガボは、自分勝手に預言したのでしょうか。いいえ違います。御霊によってです。
「この帯の持ち主は、エルサレムでユダヤ人に、こんなふうに縛られ、異邦人の手に渡される、と聖霊がお告げになっています。」と。
そればかりではありません。ツロの教会の兄弟たちも、
『私たちは弟子たちを見つけ出して、そこに七日間滞在した。彼らは、御霊に示されて、エルサレムに上らぬようにと、しきりにパウロに忠告した。(使徒の働き21:4)』のです。
実は、エペソを去る前に、パウロは教会の長老たちに、このような惜別の言葉を語っています。
『「いま私は、心を縛られて、エルサレムに上る途中です。そこで私にどんなことが起こるのかわかりません。ただわかっているのは、聖霊がどの町でも私にはっきりと証しされて、なわめと苦しみが私を待っていると言われることです。
けれども、私が自分の走るべき行程を走り尽くし、主イエスから受けた、神の恵みの福音をあかしする任務を果たし終えることができるなら、私のいのちは少しも惜しいとは思いません。」(使徒の働き20:22~20:24)』
預言は、おもに、まず始めにその人自身に与えられます。次に、様々な人々にも同じ内容が与えられ、そのことから、語られたその人自身が、神様からの本物の言葉であることを知ることになります。
結論から言いますと、パウロはエルサレムに上るべきではありませんでした。エペソもしくはカイザリヤに留まるべきであったのです。その最後通告が、エルサレムから来た預言者アガボによって伝えられたのです。
しかし、パウロは聞き入れませんでした。それゆえ、ルカと弟子たちは、「主のみ心のままに。」と言って、黙ってしまったのです。
私は、まだ異邦人の地におけるパウロの任務と使命があったと考えています。結果的には、預言の通りに捕らえられます。
そしてエルサレムにて投獄され、裁判にかけられ、移送されてカイザリヤに行き、そこで二年間幽閉されることになります。この二年間こそ、神様の別な計画があったのではないでしょうか。》