• 日々のみ言葉 2020年2月22日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年2月22日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き21章15節~17節】
    21:15 こうして数日たつと、私たちは旅仕度をして、エルサレムに上った。
    21:16 カイザリヤの弟子たちも幾人か私たちと同行して、古くからの弟子であるキプロス人マナソンのところに案内してくれた。私たちはそこに泊まることになっていたのである。
    21:17 エルサレムに着くと、兄弟たちは喜んで私たちを迎えてくれた。

    ◎ショートメッセージ
    《「あなたがたは、泣いたり、私の心をくじいたりして、いったい何をしているのですか。私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。」

     ルカを始め、カイザリヤのピリポや兄弟たちが、何度もパウロにエルサレムに上らないように説得を試みましたが、パウロは聞き入れようとはしませんでした。それで彼らは、「主のみ心のままに。」と言って、黙ってしまったのです。

     主のみ心は、パウロがエペソもしくはカイザリヤに留まることであったと思われます。だからこそ、預言者アガボがエルサレムから遣わされて来たのです。

    「こうして数日たつと」とは、おそらく数日間にわたって、まだ彼らはパウロを引き留めようとしたことが分かります。そしてついに、エルサレムに向けて旅だったのです。

     その時に、幾人かのカイザリヤの弟子たちも、パウロ一行と共に、エルサレムに向かいました。おそらくカイザリヤの教会からも、多額の献金を携えて行ったのではないでしょうか。

     そして、「古くからの弟子」とは、パウロの初めからの弟子であったと言うことです。しかもマナソンはバルナバと同じようにキプロスのユダヤ人でありました。
     パウロ一行がエルサレムへ上る途中、彼の家に泊ることになっていたようです。このことからも、パウロとは親しい関係にあったことが分かります。
     おそらく、第一回伝道旅行においてキプロス島にバルナバと共に訪問した時に、救われた者ではないでしょうか。

     そして、次の日、彼らはエルサレムに到着しました。エルサレム教会の兄弟たちは、喜んでパウロ一行を出迎えてくれたのです。
     おそらく異邦人の教会から多額の献金が、エルサレム教会にもたらされることを事前に知っていたとも思われます。

     当時のエルサレム教会に所属していた十一使徒たち(ヤコブはすでに殉教)は、ローマ帝国中の教会を巡り歩いていましたし、それまで教会を支え続けて来たであろう、ニコデモやアリマタヤのヨセフも、すでに召されていた可能性も十分考えられます。》

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