◇◆◇日々のみ言葉
2020年2月23日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き21章18節~19節】
21:18 次の日、パウロは私たちを連れて、ヤコブを訪問した。そこには長老たちがみな集まっていた。
21:19 彼らにあいさつしてから、パウロは彼の奉仕を通して神が異邦人の間でなさったことを、一つ一つ話しだした。
◎ショートメッセージ
《パウロとヤコブが会うのは、これで何回目となるのでしょうか。
一番最初は、ダマスコ途中で主イエス様に出会ってから数年後のことです。
『けれども、生まれたときから私を選び分け、恵みをもって召して下さった方が、異邦人の間に御子を宣べ伝えさせるために、御子を私のうちに啓示することをよしとされたとき、私はすぐに、人には相談せず、先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。
それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。しかし、主の兄弟ヤコブは別として、ほかの使徒には誰にも会いませんでした。(ガラテヤ人への手紙1:15~1:19)』
二回目は、エルサレム教会会議の時です。
『すると、全会衆は、バルナバとパウロが、彼らを通して神が異邦人の間で行なわれたしるしと不思議なわざについて話すのに、耳を傾けた。
ふたりが話し終えると、ヤコブがこう言った。
「兄弟たち。私の言うことを聞いて下さい。神が初めに、どのように異邦人を顧みて、その中から御名をもって呼ばれる民をお召しになったかは、シメオンが説明したとおりです。預言者たちの言葉もこれと一致しており、それにはこう書いてあります。『この後、私は帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。それは、残った人々、すなわち、私の名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。大昔からこれらのことを知らせておられる主が、こう言われる。』
そこで、私の判断では、神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけません。」『(使徒の働き15:12~15:19抜粋)』
三回目は、コリントからエペソを経て、献金を持参した時です。
『「神のみ心なら、またあなたがたの所に帰って来ます。」と言って別れを告げ、エペソから船出した。
それからカイザリヤに上陸してエルサレムに上り、教会にあいさつしてからアンテオケに下って行った。そこにしばらくいてから、彼はまた出発し、ガラテヤの地方およびフルギヤを次々に巡って、すべての弟子たちを力づけた。『(使徒の働き18:21~18:23)』
そして今回、四回目となるはずです。パウロに取っては、この時が最後のエルサレム訪問になったと思われます。
この後、捕らえられローマに送られます。しかし数年後、無罪となって釈放され、エペソに戻ることになりますが、その後は、スペインやポルトガルに伝道したと伝えられています。
よって、逆方向になりますエルサレムには行かなかった、いや行けなかったと考えられるのです。》