• 日々のみ言葉 2020年3月17日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年3月17日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き22章25節~28節】
    22:25 彼らがむちを当てるためにパウロを縛ったとき、パウロはそばに立っている百人隊長に言った。「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むち打ってよいのですか。」
    22:26 これを聞いた百人隊長は、千人隊長のところに行って報告し、「どうなさいますか。あの人はローマ人です。」と言った。
    22:27 千人隊長はパウロのところに来て、「あなたはローマ市民なのか、私に言ってくれ。」と言った。パウロは「そうです。」と言った。
    22:28 すると、千人隊長は、「私はたくさんの金を出して、この市民権を買ったのだ。」と言った。そこでパウロは、「私は生まれながらの市民です。」と言った。

    ◎ショートメッセージ
    《「こんな男は、地上から除いてしまえ。生かしておくべきではない。」
     
     パリサイ人や律法学者たちは叫び始めました。この有様を見た、ローマ軍の千人隊長は、パウロをアントニヤ要塞の兵営の中に引き入れるように命じ、ユダヤ人たちがなぜこのようにパウロに向かって叫ぶのかを知ろうとして、彼をむち打って取り調べるよう、部下たちに言い渡したのです。

     そして兵士がパウロを縛った時、パウロは側に立っている百人隊長に言ったのです。

    「ローマ市民である者を、裁判にもかけずに、むち打ってよいのですか。」

     この時のパウロの姿を思い出して下さい。彼はどのような様相をしていましたか。

     主の兄弟ヤコブはパウロにこのように勧めました。
    『「兄弟よ。ご承知のように、ユダヤ人の中で信仰にはいっている者は幾万となくありますが、みな律法に熱心な人たちです。
     ところで、彼らが聞かされていることは、あなたは異邦人の中にいるすべてのユダヤ人に、子どもに割礼を施すな、慣習に従って歩むな、と言って、モーセにそむくように教えているということなのです。それで、どうしましょうか。あなたが来たことは、必ず彼らの耳にはいるでしょう。
     ですから、私たちの言うとおりにして下さい。私たちの中に誓願を立てている者が四人います。この人たちを連れて、あなたも彼らと一緒に身を清め、彼らが頭をそる費用を出してやりなさい。そうすれば、あなたについて聞かされていることは根も葉もないことで、あなたも律法を守って正しく歩んでいることが、皆にわかるでしょう。」(使徒の働き21:20~21:25抜粋)』

     そこで、パウロはその人たちを引き連れ、共に身を清めて宮にはいったのです。つまり、誰がどう見ても、ナジル人の装いをしていたのです。
    当然、ローマ軍の千人隊長や百人隊長には、彼がローマ市民であるはずがないと思ったのです。
     しかし、パウロはギリシャ語で話しかけました。本来ならば、もっと前に自分の身分を明かすべきでしたが、あえてこの時まで待っていたのです。それは、ローマに行くためです。明日も同じ箇所からとなります。》

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