◇◆◇日々のみ言葉
2020年5月14日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き26章16節~18節】
26:16「『起き上がって、自分の足で立ちなさい。私があなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後、私があなたに現われて示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人に任命する為である。
26:17 私は、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。
26:18 それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、私を信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせる為である。』」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からの学びとなります。主イエス様はサウロに命じます。
「起き上がって、自分の足で立ちなさい。」
そして、
「私があなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後私があなたに現われて示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人に任命する為である。」と。
ここでは、主イエス様がサウロにご自身を示された一つ目の理由が述べられています。
まず「あなたが見たこと」とは、今日の起こった出来事のことです。そして、「これから後、私があなたに現われて示そうとすること」とは、この弁明の時点においては、すでに体験して来た多くの出来事のことです。
そして一つ目の理由は、主にある奉仕者、主イエスの証人として任命することです。
次に二つ目の理由が述べられています。
「私は、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。」
「この民と異邦人」とは、ユダヤ人とローマ市民の中からと言うことであり、そこから救い出すと言うことです。
また、「彼らのところに遣わす」こととは、ギリシャ語を使用するユダヤ人(ディアスポラ)や、ギリシャ人とローマ人のところに遣わされることが示されています。
そして、
「彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせる」こと、「主イエスを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させる」こと、「御国を受け継がさせる」ことが、目的となります。
特に、「彼らの目を開いて、暗やみから光に」とは、その時、サウロ自身が経験することをも預言されています。もちろん、この弁明した時点においては、二十年以上前に起こったこととなってはいますが。
かつての私たちの霊的な目も盲目でした。サタンに真理を曇らされていたからです。しかし今は違います。主イエス様を信じる者は、この世界を造られた絶対的存在であるお方を知っています。もはや暗闇の中を歩いてはいないのです。私たちは主イエス様と共に光の中を歩いているからです。》