• 日々のみ言葉 2020年5月15日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年5月15日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き26章19節~21節】
    26:19 「こういうわけで、アグリッパ王よ、私は、この天からの啓示にそむかず、
    26:20 ダマスコにいる人々をはじめエルサレムにいる人々に、またユダヤの全地方に、さらに異邦人にまで、悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい行ないをするようにと宣べ伝えて来たのです。
    26:21 そのために、ユダヤ人たちは私を宮の中で捕え、殺そうとしたのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《「サウロ、サウロ。なぜ私を迫害するのか。とげのついた棒をけるのは、あなたにとって痛いことだ。私は、あなたが迫害しているイエスである。起き上がって、自分の足で立ちなさい。私があなたに現われたのは、あなたが見たこと、また、これから後私があなたに現われて示そうとすることについて、あなたを奉仕者、また証人に任命する為である。
     私は、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。それは彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、私を信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせる為である。」

     これが主イエス様が、超自然的にサウロに現われ、語られた言葉です。そして、次にアグリッパ王に向けて、なぜエルサレムのユダヤ人たちが自分を殺そうとしたのかについて、言及します。

     サウロは、主イエス様に導かれ、最初の目的地であったダマスコに行きます。そこでユダヤ人の会堂で主を証しします。しかし、恐れられて、次にエルサレムに戻ります。 エルサレムでは、さらなる大きな迫害に遭います。かつての仲間であったパリサイ人や律法学者たち、そして祭司や祭司長たちからは、裏切り者として命を狙われます。そればかりではなく、主にある兄弟姉妹からも、敵として命を狙われるのです。
     仕方無く、サウロはアラビヤ地方に退きます。やがて生まれ故郷タルソに戻り、バルナバに呼び出されるまで、数年間、天幕造りと静まる時を持つのです。

     その後、バルナバと共に、主イエス様の御名を伝えるのです。「悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい行ないをするように。」と。

     パウロがここで言っています「神」こそ、主イエス・キリストです。しかし、パリサイ人や律法学者たちを含むユダヤ人たちは、目が曇らせられていて、自分たちが十字架にかけた「ナザレのイエス」が、メシヤであることを、どうしても受け入れることが出来ませんでした。
     なぜならその根底には、彼らの描くメシヤ像があったからです。彼らに取っては、メシヤは圧倒的な勝者でなければならないのです。
     彼らのメシヤは、十字架にかけられて殺された罪人ではなく、ローマ人たちを滅ぼし、聖都エルサレムを奪回してくれる政治的勇者なのです。
     十字架刑になった罪人をメシヤとして宣べ伝えているパウロは、彼らに取っては、赦されざる者であり、生かしておいてはならない存在であったのです。》

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