• 日々のみ言葉 2020年5月19日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年5月19日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き26章28節】
    26:28 するとアグリッパはパウロに、「あなたは、わずかな言葉で、私をキリスト者にしようとしている。」と言った。

    ◎ショートメッセージ
    《「気が狂っているぞ。パウロ。博学があなたの気を狂わせている。」

    「フェスト閣下。気は狂っておりません。私は、まじめな真理の言葉を話しています。
    王はこれらのことをよく知っておられるので、王に対して私は率直に申し上げているのです。これらのことは片隅で起こった出来事ではありませんから、そのうちの一つでも王の目に留まらなかったものはないと信じます。アグリッパ王。あなたは預言者を信じておられますか。もちろん信じておられると思います。」

     かつてイエス様は弟子たちにこのように教えられました。
    『「しかし、私は真実を言います。私が去って行くことは、あなたがたにとって益なのです。それは、もし私が去って行かなければ、助け主があなたがたの所に来ないからです。しかし、もし行けば、私は助け主をあなたがたの所に遣わします。その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世にその誤りを認めさせます。」(ヨハネの福音書16:7~16:8)』と。

     パウロは、アグリッパとその妹ベルニケに「悔い改め」を迫ったのです。聖霊は、罪を示されるのです。
     主イエスの十字架刑に関わったガリラヤ国主ヘロデ・アンティパスは、兄ヘロデ・ピリポの妻ヘロデヤを横取りし、自分の妻としていました。その事をバプテスマのヨハネは、牢獄に捕らえられてもなお、聖霊によって厳しくいさめ続けました。
     しかし、ある日、ヘロデヤの娘サロメの踊りの褒美としてヨハネの首をはねたのです。罪を知っていながら、ついに悔い改めることなく、まさに罪に罪を重ねたのです。

     そして聖霊は、アグリッパ王と、夫がある身でありながら実の兄と近親相姦の罪を犯し続けているベルニケにも罪を示されています。
     それだからこそ、
    「あなたは、わずかな言葉で、私をキリスト者にしようとしている。」
     とアグリッパは言ったのです。

     罪を示された人の取る態度は、二つにしか分けられません。一つは罪を認め、かつ悔い改めて改心すること。そしてもう一つは、無視し開き直ることです。

     神様は、そして主イエスは、すべての人々の人生に何らかの形や方法を通して関わって下さってます。
     そして、ここぞと言うタイミングで、救いの恵みの時を備えておられるのです。
     しかし人々は、その機会の決断を後回しにすることが多いのです。その機会が何度も訪れるかのように錯覚し、悔い改めを後回しに、決心を保留し、それでいて、その人に突然の最後が訪れることになるわけです。

     人には、明日も同じ一日がやって来ることの保証は、実は何一つ無いのです。だからこそ、主イエス・キリストが来て下さったのです。
     人が「永遠」に生きる為に、主イエスが身代わりとして、十字架にかかって死んで下さったのです。この方以外に、救いは何一つ与えられていないのです。》

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