• 日々のみ言葉 2020年5月30日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年5月30日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き27章20節】
    27:20 太陽も星も見えない日が幾日も続き、激しい暴風が吹きまくるので、私たちが助かる最後の望みも今や絶たれようとしていた。

    ◎ショートメッセージ
    《もし、百人隊長ユリアスや、アレキサンドリヤの船の乗組員たちがパウロの言葉に聞き従ったとしたらどのような結果になったでしょうか。

    「皆さん。この航海では、きっと、積荷や船体だけではなく、私たちの生命にも、危害と大きな損失が及ぶと、私は考えます。」

     かつて、神様は預言者ヨナをニネベに遣わされたことがありました。
    『「立って、あの大きな町ニネベに行き、私があなたに告げる言葉を伝えよ。」
     ヨナは、主の言葉のとおりに、立ってニネベに行った。ニネベは、行き巡るのに三日かかるほどの非常に大きな町であった。ヨナは初め、その町にはいると、一日中歩き回って叫び、
    「もう四十日すると、ニネベは滅ぼされる。」と言った。
     そこで、ニネベの人々は神を信じ、断食を呼びかけ、身分の高い者から低い者まで荒布を着た。このことがニネベの王の耳にはいると、彼は王座から立って、王服を脱ぎ、荒布をまとい、灰の中にすわった。王と大臣たちの命令によって、次のような布告がニネベに出された。
    「人も、獣も、牛も、羊もみな、何も味わってはならない。草をはんだり、水を飲んだりしてはならない。家畜も、荒布を身にまとい、ひたすら神にお願いし、おのおの悪の道と、暴虐な行ないとを悔い改めよ。もしかすると、神が思い直してあわれみ、その燃える怒りをおさめ、私たちは滅びないですむかもしれない。」
    神は、彼らが悪の道から立ち返るために努力していることをご覧になった。それで、神は彼らに下すと言っておられたわざわいを思い直し、そうされなかった。(ヨナ書3:2~3:10)』

     この時のニネベの人々は、身分の高い者から低い者まで、そしてついには、王までもが、ヨナの言葉を信じ、悔い改めたのです。神様は、その姿をご覧になって、この時のニネベを滅ぼすことを思い直されたと言うのです。しかし後には、再びニネベは罪を犯し、ついには滅ぼされる事になります。

    「皆さん。この航海では、きっと、積荷や船体だけではなく、私たちの生命にも、危害と大きな損失が及ぶと、私は考えます。」パウロは力強く忠告し、懇願したのです。

     この言葉はすぐにも成就し、船は暴風に巻き込まれ激しく翻弄され、ついにはエジプトからローマに運ぶ事になっていた、様々な高価な積荷を捨て始め、さらに三日目には、自分たちの手で船具までも投げ捨てたのです。もちろん引き上げていた小舟さえも、海の藻屑と消えて行ったのです。

     もし聞き従ったとしたら、この航海において積荷も船も失うことはなかったのです。》

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