• 日々のみ言葉 2020年5月31日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年5月31日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き2章1節~4節】
    2:1 五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。
    2:2 すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
    2:3 また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。
    2:4 すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させて下さるとおりに、他国の言葉で話しだした。

    ◎ショートメッセージ
    《今日はペンテコステです。聖霊降臨日です。よって使徒の働きの学びも、いったん27章から離れ、巻き戻して2章から学んで見たいと思います。

     主イエス様が、オリーブ山において昇天されるその最後の日のことです。この日はよみがえらてから四十日目になりますが、使徒たちには、その事は知らされてはいません。
     その日、主イエス様は、何度目なのかは分かりかねますが、「最後の晩餐を行なった日」そしてよみがえらた「週の初めの日」、またトマスがいた「八日目の日曜日」に、彼らが集まっていた場所において、真の意味での最後の食事をヨハネ・マルコの家で、愛する弟子たちと共に取られたのです。その時、主は言われます。

    『「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。さあ、私は、私の父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」
     それから、イエスは、彼らをベタニヤまで連れて行き、手を上げて祝福された。そして祝福しながら、彼らから離れて行かれた。(ルカの福音書24:46~24:51抜粋)』

     この言葉に彼らは聞き従い、都にとどまって祈り続けていたわけです。その時、その場所には、兄弟たちが百二十名ほど集まっていましたが、女性や子供たちを数に入れれば、もっと多くの人々が集まっていたことになるわけです

     五旬節とは、過越の祭において「傷の無い一才の雄羊」を屠る日から数えて50日目のことです。実際の計算では7×7=49日目の次の日に当たります。また「初穂の日」とも呼ばれ、もともとは、「大麦の収穫を祝う祭り」のことでした。
     多くの裕福なユダヤ人は、ユダヤ最大の祭りである「過越の祭」をエルサレム市内にある自分の家で過ごし、この五旬節の祭りを終えてから、それぞれ自分の国に戻ることが習わしだったのです。
     それゆえ、ペンテコステの時にはローマ帝国内のあらゆる国々から、多くの敬虔なユダヤ人が集っていました。このタイミングで聖霊が降られたのです。
     もちろんヨハネ・マルコの家に集まっていた兄弟姉妹たちの「祈り」による結果でもあります。
     これは何を意味するのでしょうか。聖霊降臨は、確かに主イエス様が約束の成就です。しかし、そのお方が来て下さる為には、やはり信徒の篤い熱心な祈りが必要であったと言うことなのです。「祈り」なのです。》

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