◇◆◇日々のみ言葉
2020年6月2日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き27章23節~26節】
27:23 「昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、
27:24 こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』
27:25 ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。
27:26 私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」
◎ショートメッセージ
《「皆さん。この航海では、きっと、積荷や船体だけではなく、私たちの生命にも、危害と大きな損失が及ぶと、私は考えます。」
パウロの言葉は「考え」ではなく、聖霊によって与えられた「預言」であったのです。しかし、この船に乗っていた276名の者のうち、主イエスを信じている者は、パウロとルカとアリスタルコの3名であって、残りの273名の者は、主イエスの名前すら知らないのが事実でした。
また、船長や乗組員たちにして見れば、「我々の方がプロの船乗りなのだ」と言う自信と確信があったわけですし、多くの航海の経験がものを言っていたに違いないのです。
しかし、何日も激しい暴風に船は翻弄され、ついに乗組員たちは積荷を捨て始め、三日目には、大切な船具までも投げ捨てたのです。
そして太陽も星も見えない日が幾日も続き、激しい暴風が吹きまくるなか、ついに彼らは、成す術がまったく無くなってしまったのです。
人間が出来うる限りのすべてを尽くし、万事休すになった時こそ、「神の奇跡」が訪れる最高のタイミングとなるのです。
「皆さん。あなたがたは私の忠告を聞き入れて、クレテを出帆しなかったら、こんな危害や損失をこうむらなくて済んだのです。しかし、今、お勧めします。元気を出しなさい。あなたがたのうち、命を失う者はひとりもありません。失われるのは船だけです。」
パウロは、顔を輝かせながら語り続けます。
「昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、こう言いました。
『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』
ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」
御使いが、『神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』と言う言葉は、素晴らしい預言であり約束です。
それは彼ら全員が、この体験を通して救われると言うことです。明日も同じ箇所からとなります。》