◇◆◇日々のみ言葉
2020年6月3日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き27章23節~26節】
27:23 「昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立って、
27:24 こう言いました。『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』
27:25 ですから、皆さん。元気を出しなさい。すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。
27:26 私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。今回は、特にパウロが語った言葉、すなわち預言の内容について、細かく見て行くことにしましょう。
「昨夜、私の主で、私の仕えている神の御使いが、私の前に立ってこう言いました。」
パウロが言います「私の主で、私の使えている神」とは、主イエス・キリストのことです。そして主イエスによって遣わされた御使いが、パウロの前に現われたのです。
御使いは実際に見える姿で現われたと思います。なぜなら緊急を要するからです。またこの御使いは、「ガブリエル」であると思われます。
『恐れてはいけません。パウロ。あなたは必ずカイザルの前に立ちます。そして、神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。』
この時、パウロはもちろん、同行していたルカもアリスタルコも恐れていたのです。だからこそ、命令形が使われているのです。「恐れてはいけません。」と。
私たちは、主イエス様を信じていても、やはり恐れるのです。しかし「恐れる」ことは、不信仰の何物でもありません。聖書には、365回「恐れるな」と言う言葉が使われています。
次に、御使いは二つの約束の預言をします。
一つは、パウロが必ず皇帝ネロの前に立つと言うことです。つまりこの航海では、死なないと言う確固たる約束です。
そしてもう一つは、一緒に船に乗っていた273名の者がパウロに与えられると言うことです。すなわち、このローマへの航海の奇跡を通して全員が救われると言うことです。
「ですから、皆さん。元気を出しなさい。」
励ましの言葉を語るパウロは、聖霊によって力と威厳に満ち溢れていたのです。
「すべて私に告げられたとおりになると、私は神によって信じています。私たちは必ず、どこかの島に打ち上げられます。」
パウロは、その希望と確信の根拠を示しています。この言葉にも、やがて全員が主イエスを信じて救われることになると言う、伏線にもなっています。》