• 日々のみ言葉 2020年6月8日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年6月8日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き27章42節~44節】
    27:42 兵士たちは、囚人たちがだれも泳いで逃げないように、殺してしまおうと相談した。
    27:43 しかし百人隊長は、パウロをあくまでも助けようと思って、その計画を押え、泳げる者がまず海に飛び込んで陸に上がるように、
    27:44 それから残りの者は、板切れや、その他の、船にある物につかまって行くように命じた。こうして、彼らはみな、無事に陸に上がった。

    ◎ショートメッセージ
    《夜が明けますと、どこの陸地かわかりませんが、砂浜のある入江が目に留まりました。できれば、何とかそこに船を乗り入れようということになったのです。
     航海士たちは、錨を切って海に捨て、同時にかじ綱を解き、風に前の帆を上げて、砂浜に向かって船を進ませました。
     ところが、潮流が渦を巻いていて、船は浅瀬に乗り上げ、座礁してしまったのです。ここにも神様の摂理があります。船が無事に岸に着いたのなら、パウロを通して与えられた「神の言葉」は偽りとなってしまいます。船体は失われ、またばらばらに壊れなければならないのです。そして全員が海の中に投げ出されなければなりません。それで全員が助かるからこそ、奇跡であり、神様の御わざとなるのですから。
     船のへさきは、岩にめり込んで動かなくなり、後ろのともの部分は激しい波に打たれて壊れ始めました。もう一刻の猶予もありません。

     その時、ローマ親衛隊の兵士たちは、パウロを含む数名の囚人たちが、だれも泳いで逃げないように、殺してしまおうと相談したのです。これは彼らからして見れば、囚人を逃がしてしまったのなら、重い刑罰が待っているからです。しかし百人隊長ユリアスは、部下を制します。
     ユリアスは、まず泳げる者が先に海に飛び込むことを指示しました。つまり、パウロは泳げたのです。おそらくパウロとルカとアリスタルコは、すぐにも海に飛び込み、陸地を目指して、荒波の中を泳いで行ったと思われます。

     それから残りの者は、板切れや、その他の船にある物につかまって行くように命じました。こうして彼らは、ユリアスの命によって、みな海の中に飛び込み、陸を目指したのです。
     振り返りますと、船は粉々に砕け散ったのです。まさに間一髪です。九死に一生です。みな何とか、無事に岸にたどり着くことができました。

    「あなたがたの頭から髪一筋も失われることはありません。」

     パウロは励まし、そして約束の預言の言葉を伝えました。そしてその通りになったのです。》

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