◇◆◇日々のみ言葉
2020年6月22日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き28章23節~24節】
28:23 そこで、彼らは日を定めて、さらに大ぜいでパウロの宿にやって来た。彼は朝から晩まで語り続けた。神の国のことをあかしし、また、モーセの律法と預言者たちの書によって、イエスのことについて彼らを説得しようとした。
28:24 ある人々は彼の語る事を信じたが、ある人々は信じようとしなかった。
◎ショートメッセージ
《「このようなわけで、私は、あなたがたに会ってお話ししようと思い、お招きしました。私はイスラエルの望みの為にこの鎖につながれているのです。」
パウロは、ローマに在住していたユダヤ人の指導者たちを、自分の家に呼び集め、話しかけたのです。
すると彼らは、
「私たちは、あなたのことについて、ユダヤから何の知らせも受けておりません。また、当地に来た兄弟たちの中で、あなたについて悪いことを告げたり、話したりした者はおりません。私たちは、あなたが考えておられることを、直接あなたから聞くのがよいと思っています。この宗派については、至る所で非難があることを私たちは知っているからです。」と答えました。
この後、ユダヤ人たちは、パウロと日程について話し合ったことと思います。そして、約束されたその日に、さらに大ぜいのユダヤ人たちが、パウロの家にやって来ました。
「彼は朝から晩まで語り続けた。」
パウロは、全力を尽くして、ローマに在住するユダヤ人たちを、何としても救いに導きたいが為に、朝から晩まで熱心に語ったのです。
「モーセの律法と預言者たちの書によって」
当時、旧約聖書すなわちユダヤ聖書のことを、「律法と預言者」と呼んでいました。よって、旧約聖書全般から、と言う意味になります。
「イエスのことについて彼らを説得しようとした。」
この知恵と知識とは、使徒から教え授かったものであると信じます。すなわち、主イエスがよみがえらた日の夕方に、十一弟子に現われ、聖書全般からご自身について教えて下さったからです。
ルカによりますと、
『さて、そこでイエスは言われた。「私がまだあなたがたと一緒にいた頃、あなたがたに話した言葉はこうです。私についてモーセの律法と預言者と詩篇とに書いてあることは、必ず全部成就するということでした。」
そこで、イエスは、聖書を悟らせる為に彼らの心を開いて、こう言われた。
「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。(ルカの福音書24:44~24:48)』と。
『ある人々は彼の語る事を信じたが、ある人々は信じようとしなかった。』
家にやって来たユダヤ人の中には、パウロの語る事を信じた者と、信じようとしなかった者がいたのです。
主イエスに対して、人は何時でも、二つのうちどちらかの態度を選択するのです。すなわち、信じて弟子になるか、信じないで拒否するかのどちらかなのです。もちろん人の立場から保留することも出来ますが、それは神様の側からは拒否することと同じです。》