◇◆◇日々のみ言葉
2020年8月3日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書3章13節~17節】
3:13 さて、イエスは、ヨハネからバプテスマを受けるために、ガリラヤからヨルダンにお着きになり、ヨハネのところに来られた。
3:14 しかし、ヨハネはイエスにそうさせまいとして、言った。「私こそ、あなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか。」
3:15 ところが、イエスは答えて言われた。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、私たちにふさわしいのです。」そこで、ヨハネは承知した。
3:16 こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。
3:17 また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」
◎ショートメッセージ
《この場面から、私たちは何を想像するでしょうか。
ナザレの町に住み、大工ヨセフとマリヤの息子であったイエス。そのイエスが、バプテスマのヨハネから洗礼を受けようとしているのです。
ヨハネは言います。
「私こそ、あなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか。」
イエスは答えます。
「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、私たちにふさわしいのです。」
つまり、この時二人は初めて出会ったのでしょうか。全くの赤の他人なのでしょうか。
ルカは、このように書き記しています。
この時から約30年ほど前に、一人の処女の所に御使いガブリエルがやって来ます。
『「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子は優れた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」
「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」
「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能な事は一つもありません。」(ルカの福音書1:30~1:37)』と。
要するに、バプテスマのヨハネと主イエスは、血が繋がった親戚にあたるのです。ユダヤ人は、血筋を大切にします。よって親同士、すなわちヨセフとマリヤ、そしてザカリヤとエルサベツとの間に、行き来や交わりが無いと言うことはあり得ない事なのです。 私は、ザカリヤとエリサベツの二人が召され、荒野にあるエッセネ派の修道院にヨハネが入会するまでは、親同士、およびヨハネと主イエスとの間に、交わりがあったと信じています。
明日も同じ箇所からです。》