• 日々のみ言葉 2020年8月4日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年8月4日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書3章13節~17節】
    3:13 さて、イエスは、ヨハネからバプテスマを受けるために、ガリラヤからヨルダンにお着きになり、ヨハネのところに来られた。
    3:14 しかし、ヨハネはイエスにそうさせまいとして、言った。「私こそ、あなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか。」
    3:15 ところが、イエスは答えて言われた。「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、私たちにふさわしいのです。」そこで、ヨハネは承知した。
    3:16 こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。
    3:17 また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日は、主イエスとバプテスマのヨハネとは、血の繋がった従兄弟同士であった事を学びました。主の母マリヤとヨハネの母エリサベツとが親戚であったからです。その事実は、マタイとマルコの福音書には書かれてはいません。ルカだけが記述しています。

     さて、この場面では、ヨハネの所にやって来た主イエスが言われたことが書き記されてはおりません。何も言わずに主イエスはヨハネのもとに来たとは思えないのです。
     もしかしたら、「ヨハネよ。私にバプテスマを授けてほしい」と、語ったのではないでしょうか。もちろん推測に過ぎませんが、ヨハネの答えから察することは出来るかと思えます。

    「私こそ、あなたからバプテスマを受けるはずですのに、あなたが、私のところにおいでになるのですか。」

     ここでヨハネが言っています「バプテスマ」とは「火のバプテスマ」、すなわち「聖霊のバプテスマ」のことを指しています。
     さて考えて見て下さい。ヨハネはエリサベツの胎内に宿った時から聖霊に満たされていたことを、御使いガブリエルは預言しています。それにも関わらず、なぜ「聖霊のバプテスマ」を願い出ているのでしょうか。
     ここからも、聖霊を受けることと、聖霊のバプテスマ(火のバプテスマ)は別の体験であることが浮かび上がって来るのです。

     主イエスは答えます。
    「今はそうさせてもらいたい。このようにして、すべての正しいことを実行するのは、私たちにふさわしいのです。」と。

     さて、この時なぜ主イエスは、ヨハネからバプテスマを授かったのでしょうか。ヨハネは「悔い改めのバプテスマ」を授けていたのです。主イエス様は、その生涯において、すなわち十字架上で死なれる瞬間においてまで、何一つ罪を犯さなかった唯一の方であり、旧約聖書に書かれた律法をすべて守り、成就されたお方なのです。それにも関わらず、ヨハネから「悔い改めのバプテスマ」を受けられました。
     これは、深い神の摂理の中にあることです。主イエスは、すべての人間の代表として、その身代わりとして、バプテスマを受けられたのではないでしょうか。》

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