◇◆◇日々のみ言葉
2020年8月5日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書3章16節~17節】
3:16 こうして、イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って、自分の上に来られるのをご覧になった。
3:17 また、天からこう告げる声が聞こえた。「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」
◎ショートメッセージ
《数日をかけて「主イエスのバプテスマ」について学んで来ました。今日は、その最後の学びとなります。明日からは第4章に入って行くことにしたいと思います。
さて、主イエス様は、ヨハネからバプテスマを授けられました。おそらくこの場面には、シモン・ペテロの弟アンデレ、そしてゼベタイの子ヤコブの弟ヨハネが、居合わせた事は間違いありません。
ヨハネによれば、
『その翌日、またヨハネは、ふたりの弟子と共に立っていたが、イエスが歩いて行かれるのを見て、
「見よ、神の小羊。」と言った。ふたりの弟子は、彼がそう言うのを聞いて、イエスについて行った。イエスは振り向いて、彼らがついて来るのを見て、言われた。
「あなたがたは何を求めているのですか。」彼らは言った。
「ラビ(訳して言えば、先生)。今どこにお泊まりですか。」イエスは彼らに言われた。「来なさい。そうすればわかります。」
そこで、彼らはついて行って、イエスの泊まっておられる所を知った。そして、その日彼らはイエスと一緒にいた。時は十時ごろであった。ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。(ヨハネの福音書1:35~1:40)』と書かれています。もう一人はヨハネ自身です。
また、使徒の働きにおいて、ペテロはこのように十使徒たちに話しています。
『「ですから、主イエスが私たちと一緒生活された間、すなわち、ヨハネのバプテスマから始まって、私たちを離れて天に上げられた日までの間、いつも私たちと行動を共にした者の中から、だれかひとりが、私たちと共にイエスの復活の証人とならなければなりません。」(使徒の働き1:21~1:22)』と。
つまり、使徒たちの中に「主イエスのバプテスマ」を目撃した者たちが存在することは真実であると言うことです。もちろん、十二使徒たちは、この後徐々に加えられた行くことになりますから、全員がヨハネのバプテスマの場面に居合わせたわけではありません。
さて、その時、天から声がかかります。
「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」
今日の日々の言葉における、一番大きな学びと真実は、この天からの声を誰が聞いたのか、また誰が聞く為に、父なる神様が語られたかと言うことです。
もちろん主イエス様も、そしてバプテスマのヨハネも聞いた事は間違いありません。しかし、一番その声を耳にしなければならないのは、二人の弟子たちなのです。バプテスマのヨハネの弟子でしたが、その後、その声に導かれて主イエスの弟子となった、シモン・ペテロの弟アンデレとゼベダイの子ヤコブの弟ヨハネなのです。彼らの為に、天から声が告げられた、と言っても過言ではないのです。
明日からは第4章に入ります。》