◇◆◇日々のみ言葉
2020年8月6日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書4章1節】
4:1 さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。
◎ショートメッセージ
《マタイの福音書3章は、おもに「主イエスのバプテスマ」の場面について学びました。今日から4章に入って行きます。
主イエスがヨハネからバプテスマを受けて、すぐに水から上がると、天が開け、神の御霊が鳩のように下って来ました。この時から、主イエスは御霊(聖霊)と共に歩んで行くことになります。
その時、天から告げる声が聞こえました。
「これは、私の愛する子、私はこれを喜ぶ。」
この声を聞いたのは、主イエスとバプテスマのヨハネ、そしてヨハネの弟子であったシモン・ペテロの弟アンデレと、「主の愛された弟子」と言われたゼベダイの子ヤコブの弟ヨハネであったことは、先日学んだ通りです。
しかし、この天からの声を聞いた者が他にも存在していたのです。実はこの時まで、ナザレの大工ヨセフの息子イエスが、神の御子イエスであることは、まったく隠されていたのです。それは公的と言う意味だけではなく、見えない世界、すなわち霊的世界においても隠されていたのです。
しかし、この時、御霊が降られ、そして父なる神の宣言がありました。霊的世界において、イエスこそメシヤであり主イエスであることが明らかにされたことなのです。
よって、霊的存在であり、真の創造主なる三位一体の神様に敵対する悪しき者も、父なる神の声を聞き、主イエスの存在を、改めて知ったと言うことになります。
それゆえ、悪魔との最初の対決が組まれていたのです。この記事も三つの共観福音書に記載されており、非常に重要な真実が描かれています。
マルコでは、
『そして天から声がした。
「あなたは、私の愛する子、私はあなたを喜ぶ。」
そしてすぐ、御霊はイエスを荒野に追いやられた。イエスは四十日間荒野にいて、サタンの誘惑を受けられた。野の獣と共におられたが、御使いたちがイエスに仕えていた。(マルコの福音書1:11~1:13)』と書かれ、
ルカでは、
『さて、聖霊に満ちたイエスは、ヨルダンから帰られた。そして御霊に導かれて荒野におり、四十日間、悪魔の試みに会われた。その間何も食べず、その時が終わると、空腹を覚えられた。(ルカの福音書4:1~4:2)』となっています。
御霊すなわち聖霊に導かれ、主イエスは悪魔と対決します。》