◇◆◇日々のみ言葉
2020年8月13日(木)
◎聖書箇所【マタイの福音書4章11節】
4:11 すると悪魔はイエスを離れて行き、見よ、御使いたちが近づいて来て仕えた。
◎ショートメッセージ
《マルコの福音書における同一平行記事によりますと、
『イエスは四十日間荒野にいて、サタンの誘惑を受けられた。野の獣と共におられたが、御使いたちがイエスに仕えていた。(マルコ1:13)』となっています。
マルコは、悪魔による四十日四十夜の試みの場面を、たった一節に、まとめて書き記しています。しかし、マタイとルカとは違う内容を書き記しているのです。それは、主イエスは、四十日四十夜の間、野の獣と共におられた、と言うことです。
バチカン市国に保存されております「一世紀による公的記録」には、次のインタビュー記事が残されています。その一部を紹介します。
「イエス・キリストの父母ヨセフとマリア、姉妹マルタとマリアへのガマリエルによるインタビュー」
※ガマリエルとは、サンヘドリンから遣わされた議員であり、しかもサウロの師であると思われます。またマルタとマリヤは、後によみがえることになるラザロの姉にあたります。何と、公生涯が始まる数年以上前から、主イエスは、マルタとマリヤとラザロとは親しい友人の関係なのです。
そしてもっと驚くことに、このインタビューがなされたのは、主イエスが26歳の時であると言うのです。そしてもう一つ、すごい事実が描かれていたのです。この時、まだ義父ヨセフは生きているのです。
『私は彼女たちに尋ねました。
「イエスはあなたたちといる時、どんなことを話すのですか。」
「イエスと私たちの弟は屋上に上がり、そこで夜半まで過ごし、また時には一晩中過ごし、彼ら二人の関心事を話したり論じたりします。」
マリアは言いました。
「しばしば私は近くに行って、彼らの話を聞きます。私はイエスが話すのを聞くのが大好きだからです。彼はとても穏やかで、みせかけのない方であり、それに、とても頭が良く、私が今まで見た他のどんな若者とも違います。」
「イエスについて、あなたたちの弟はどんな意見ですか。」
「弟は、今まで、地上にこのような人はいなかった、と考えています。弟はイエスを神の預言者の一人であると思っています。
弟はこう言いました。
『「私たちが山にいる時(彼らはほとんどいつもそうです)、イエスは花や木や岩について何でも私に話すことができるし、世界中のどんなことでも私に話すことが出来ます。野のどんな動物も、彼は怖がっていません。」』
弟はこう言います。
『「鹿や狼が、イエスにたてがみをなでてもらいにやって来て、待っていることがよくあります。そして、彼から去って行くのをいやがっているみたいです。」』
弟は、
『どんな毒蛇もイエスに向かってシューと音を出して歯向かうことはありません。」』と言っています。私たちの弟は、イエスが自分と一緒なら全く安全だ、と思っています。」』
このガマリエルによるインタビューが本物かどうかは分かりません。しかし聖書によれば、マルタは主イエスにこう伝言するのです。
「主よ。あなたの愛する者(ラザロ)が病気です。」と。》