• 日々のみ言葉 2020年8月21日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年8月21日(金)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書4章24節~25節】
    4:24 イエスのうわさはシリヤ全体に広まった。それで、人々は、さまざまの病気と痛みに苦しむ病人、悪霊につかれた人、てんかん持ちや、中風の者などをみな、みもとに連れて来た。イエスは彼らをお直しになった。
    4:25 こうしてガリラヤ、デカポリス、エルサレム、ユダヤおよびヨルダンの向こう岸から大ぜいの群衆がイエスにつき従った。

    ◎ショートメッセージ
    《「カナの婚礼」を終えた主イエスは、弟子たちと母マリヤと弟と妹たちとカペナウムにやって来ました。そこに叔母サロメの家があったからです。また弟子となったシモンと弟アンデレの家もカペナウムにありました。

     そしてカペナウムよりさらに北上し、上ヨルダン川にあるベツサイダに、ピリポとナタナエルは、一時戻ったとも思われます。なぜなら、しばらくしますと、第一回ガリラヤ伝道が始まるからです。
     一時の間、叔母サロメの家で休まれた主イエスは、ついに行動を開始します。
     まず湖のほとりで、網打ち漁をしていたペテロと弟アンデレを呼ばれます。次に、舟漁から戻って、舟の中で網を繕っていた従兄弟のヤコブとヨハネをも呼ばれます。
     そして主イエスはガリラヤ全土を巡って、安息日ごとにユダヤ人の会堂で教え、福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直されたのです。

     まさにイザヤが預言していたことの成就です。
    『「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」(マタイの福音書4:15~4:16)』

     そして、『この時から、イエスは宣教を開始して、言われた。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」』とマタイは書き記しています。

     さて、このうわさがシリヤ全体にまで広まったのです。
    「シリヤ」とは、新約聖書では「シリヤ」、旧約聖書では「アラム」と表記されています。ごく大ざっぱに言いますと、現代のシリア・アラブ共和国とほぼ同じ地域だと言われています。
     しかし、当時のユダヤでは、ローマ帝国のシリヤ州のことを指していました。首都はアンテオケです。

     そればかりではありません。
    マタイは、「デカポリス、エルサレム、ユダヤおよびヨルダンの向こう岸から大ぜいの群衆がイエスにつき従った」事を書き記していますので、最初のガリラヤ宣教によって、ユダヤ全体に、主イエスのうわさは広まったと考えられます。明日も同じ箇所からです。》

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