• 日々のみ言葉 2020年9月25日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年9月25日(金)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書5章40節】
    5:40 「あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。」

    ◎ショートメッセージ
    《引き続き、「山上の垂訓」からの学びとなります。主イエス様は、弟子たちに教えておられます。しかも、弟子たちにとっては、当時の常識からは考えられない教えでありました。もちろん、私たちにとっても、理解出来にくい教えであることは、 昔も今も変わらないと言えるでしょう。

    「あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。」

     普通、当時のユダヤでは、上着は高価なものであり、質草にもなりました。汚れた下着を誰が欲しがると言うのでしょう。むしろ、
    「あなたを告訴して上着を取ろうとする者には、下着もやりなさい。」と言われた方が納得出来ると言うものです。

     この言葉は「預言」です。
     主イエス様が、十字架に掛かられた時に成就するのです。

     主イエス様は、ゲッセマネの園で捕らえられた後、告訴され、裁判にかけられます。議会がでっち上げた証人たちの証言は一致せず、死罪を宣告するには難しいものがありました。よって祭司長や祭司たちが考えた妙案が、ローマ帝国反逆罪をなすりつけ、ローマ総督によって、十字架刑に処することであったのです。
     そうすれば、彼ら自身の手を汚すことなく、邪魔者を始末でき、「過越の食事」に預かることが出来るからでした。

     ダビデは、こう預言しています。
    『彼らは私の着物を互いに分け合い、私の一つの着物を、くじ引きにします。(詩篇22:18)』と。

     そして、その成就の場面を、ヨハネが書き記しています。四分された服は上着であり、下着をくじ引きにするのです。
    『さて、兵士たちは、イエスを十字架につけると、イエスの着物を取り、ひとりの兵士に一つずつあたるよう四分した。また下着をも取ったが、それは上から全部一つに織った、縫い目なしのものであった。そこで彼らは互いに言った。
    「それは裂かないで、だれの物になるか、くじを引こう。」
     それは、「彼らは私の着物を分け合い、私の下着のためにくじを引いた。」という聖書が成就するためであった。(ヨハネの福音書19:23~19:24)』と。

    「あなたを告訴して下着を取ろうとする者には、上着もやりなさい。」

     主イエスは、十字架に掛かられました。しかし三日目によみがえられます。》

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