• 日々のみ言葉 2020年10月4日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年10月4日(日)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書6章6節】
    6:6「あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いて下さいます。」

    ◎ショートメッセージ
    《マタイの福音書の第6章において、主イエスは、パリサイ人や律法学者たちの三つの敬虔について、弟子たちに教えておられます。
     一つ目は「施し」について、そして二つ目は「祈り」についてです。

    「また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。」

     ここで、パリサイ人の祈りの動機について、主イエスは厳しく言及しています。つまり、彼らの行なっていることは、祈りではなく、単なるパフォーマンスであると言うことです。その姿を見た道行く人々は、感心し尊敬すると言うわけです。
     主イエスは、はっきりと「彼らはすでに自分の報いを受け取っている」と言われます。すなわち、決してその祈りが聞き届けられることは無いと言われるのです。

     しかし、弟子たちにはこう勧めています。
    「あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋にはいりなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい」と。

     つまり、祈る時には、誰もいない場所において一人で祈りなさい、と言うことです。主イエスもそうして来られたからです。

     マルコは、こう書き記しています。
    『さて、イエスは、朝早くまだ暗いうちに起きて、寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。(マルコの福音書1:35)』と。

     主イエスは何をしておられたのでしょうか。天におられる父と会話をしておられたのです。その日にご自身がすべき「行ない」、その日にご自身が話すべき「言葉」を、聞いておられたのです。

     「祈り」とは、取りなしの祈り、また必要な物や願いの祈りがありますが、祈る側からの要求だけではなく、祈りを聞かれる神様側からの、私たちに対する願いや指示も有りうるのです。それゆえに、一方通行ではありません。

     また要求するだけの祈りではなく、「賛美の祈り」や「感謝の祈り」も有るのです。実は神様が一番聞きたいと願っておられる祈りが、後者の祈りなのです。

     私たちは、お願いばかりしていて、神様を賛美したり感謝することのいかに少ない者なのでしょうか。もっともっと感謝と喜びと賛美の祈りを捧げようではありませんか。》

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