◇◆◇日々のみ言葉
2020年11月21日(土)
◎聖書箇所【マタイの福音書7章15節~16節】
7:15「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。
7:16 あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。」
◎ショートメッセージ
《現代訳は、
『7:15「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊の装いをして、あなたがたの所へやって来ますが、中身は貪欲な狼なのです。
7:16 あなたがたは、彼らを実によって見分けることができます。ちょうどぶどうの実がいばらの木からは取れず、いちじくの実があざみの木から取れないのと同じです。」』
となっています。
主イエス様は、「にせ預言者たち」のことについて、はっきりと警告しています。にせ預言者が存在すると言うことは、本物の預言者が存在すると言うことです。それではどちらが圧倒的に多いのでしょうか。もちろんにせ預言者の方です。
本物の預言者が語る本物の預言はあります。しかしにせ預言者たちが語るにせ預言は、その何十倍も多いのです。それゆえ私たちは、その実を見分けなければならないのです。
この世には、ノンクリスチャンであっても善い人はたくさん存在します。その反対に、クリスチャンと自称しながらも、非常識な人が存在することも確かな事なのです。
また「振り込め詐欺」が日常茶飯事に行なわれていることから、人をだまし、その財産を奪おうとする悪い人たちもこの世には大勢存在します。
主イエス様が言われたように、彼らは「羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です」と言う言葉が、真に当てはまります。どんなに完全犯罪を装ったとしても、主イエス様はすべてをご存じです。最後の「白い御座のさばき」において、彼らは申し開きをしなければなりません。
しかし、彼らの為にも主イエス様は十字架に掛かられたのです。彼らが、自分の罪を認め、悔い改め、主イエス様を信じ受け入れるならば、彼らも救われるのです。
もちろん行なった罪の償いをし、精算しなければなりません。奪い取った金銭は全額返すことは当然のことです。
さて、大切な真理があります。
ここで主イエス様が言われた「にせ預言者たち」ですが、その者たちは、「羊のなり」あるいは「羊の装い」をして来ると言うことです。すなわち、クリスチャンとして、主にある兄弟・姉妹として近づいて来るのです。
しかし、その中身は、「貪欲な狼」と言われています。つまり、悪魔の手先なのです。彼らは、救われてはいません。彼らのその真の姿は、主イエス様と十字架に反逆する者たちなのです。
それゆえ、私たちは、その実を見分けなければならないのです。では、どうやってその実を見分けたらよいのでしょうか。
その答えは「聖書」です。神の言葉である聖書こそが、絶対的信頼のおける本物の預言だからです。》