◇◆◇日々のみ言葉
2020年11月23日(月)
◎聖書箇所【マタイの福音書7章20節】
7:20「こういうわけで、あなたがたは、実によって彼らを見分けることができるのです。」
◎ショートメッセージ
《主イエス様は、「にせ預言者たち」に注意するように、弟子たちに勧告されました。
『「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。
あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。
同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。良い木が悪い実をならせることはできないし、また、悪い木が良い実をならせることもできません。良い実を結ばない木は、みな切り倒されて、火に投げ込まれます。」』と。
本日の聖書箇所は、主はあえて繰り返しているみ言葉でもあります。つまり、私たちには「見分ける」ことが出来ると言うことです。もっと言うならば、「あなたがたには、彼らを見分けられないことはない」と言うことなのです。
それでは何によって見分けることが可能なのでしょうか。
その答えは、主が何度も繰り返していますように「実」です。
ここにも大切な真理があります。
もし、私たちが「良い実」を知らなかったとしたら、いったいどうやって「悪い実」と「良い実」を区別したら良いのでしょうか。
こんな話を耳にしたことがあります。
ダイヤモンドの鑑定士の訓練において、常に「本物のダイヤモンド」だけを触らさせ、また四六時中、手になじませさせるとの事です。さぞかし、無くしてしまうような危険が伴うかと思われますが、本物のダイヤモンドに触れ続けることによって、瞬時に「偽物」が分かるようになるのです。
よって、その預言者の語る預言が、本物かどうか、判断する為には、本物の預言に触れることが大切なのです。触れ続けることが大切です。
それでは「本物の預言」とは何でしょうか。それは、聖書です。み言葉です。一言一句誤りなき神の言葉である聖書こそが、本物の預言なのです。聖書に触れ続けることによって、「良い実」と「悪い実」の区別が出来るようになるのです。
特に「個人預言」と言われている預言には、細心の注意が必要です。私は、個人預言をすべて否定はしませんが、聖書によって、吟味することは必ず必要です。私の経験上、多くの個人預言は、残念ながら「偽預言」だったからです。
もちろん聖霊は、預言者を通して語られることも多々ありますが、多くの場合、聖書を用いて語られることをなさいます。
聖書が霊的権威のある唯一の書物であることは、永遠に変わることのない真理なのですから。》